
先日はこのレジャーシートでピクニックしました。雑誌のふろくです!
といってもこの激重ラブ、同じ熱量で返ってくることは期待できません。
誰もが自分の人生に集中している人たちで、それが格好良くて好きなのです。でも、根本的なところで甘ったれのわたくしは、多少寂しさも感じます。
うるうる目でこう告げたとて、「へー、知らん」としか言われないでしょう。切ない。
そもそも、人生に対していじいじと拗ねてふてくされていると、容赦なく叱られます。私が私をおざなりに扱ったり、人に対して不誠実だったりすると、おそらく見限られてしまう。常に人生に真剣でいないと、一緒にいられないのです。
自分の人生を太陽としてひた走る人たちは、そんな人間にかまけている暇はないから……。悩んで、わーっと泣きつくこともありますけどね。
できることは、彼女たちが頼れるように両手を広げて、なおかつ自分もしっかり生きることのみ。でも、時折、「えっ私のこと好きじゃん!!」と示されてしまうと、もう破顔一笑、ホップステップダンスしてしまいます。
余談ですが、日本人ってあんまり喜びの舞、踊らないそうですね。うちの母方家系はみんな踊りがちなので知らなかった。
相手に喜んでもらいたい、と自然に動ける人はとても素敵

かざっているパンフレット。手前も奥も友人からのいただきもの
ありがたいことに、このエッセイも非常に応援してもらっています。友人でいたい、友人として誇ってもらえる己でいよう。素敵な部分は真似しよう。常にこう律していることが、今の私を形作っています。
友人がいなければ、今も私は“ぼっち街道”をひた走っていたかもしれません。人に喜んでもらうことを、自然にできる人達は、どこに行っても愛されるんですよね。それを最近、実感したエピソードがありまして……。
先日、『鯨が消えた入り江』という台湾映画を観に行きました。これが大変な名作! 私は後半に号泣しすぎてメイクが全部落ちました。クチコミで広まり、今あちこちで上映中です。
実は既にネットフリックスでも配信済。映画が好きな友人Y氏にどうしても見てほしくて、おすすめしてみました。なんと、即見てくれた!「めっちゃ良かったから、劇場でも観てくる」と連絡が来ました。
そして、翌日くらい?には「見たけどパンフ売り切れてた!」とのこと。行動が早い。
また数日後、今度はパンフレットの写真が送られてきました。「買えたんだ!よかった、私まだ買ってないから、今度見せて~」と送ったところ。
「良い映画を教えてくれたお礼に、宇野ちゃんのぶんも買っといた!」
とのこと。
こんなの、好きにならずにいられますかっていう……。Can’t help falling love with youですよ。カラオケで熱唱してしまいますがな。あまりにも爆イケすぎて、貴方、宝塚の男役?と思いました。※モデルさんです。
相手に喜んでもらいたい、と人はだれしも考えるものです。時にそれは押し付け、ひとりよがりにもなり得ます。
友人たちは、そうしたことをとても自然に、バランス良く行っている。本当に尊敬です。一生好き(だから重いよ)。