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「シールが買えない!」札幌の街はずれの文具店で“暴動”も…女子たちの熱狂と、それを妨害する存在とは

SNSで流れてきた衝撃情報

アンヌ遙香さん さあ週末足を運んでみるかと鼻歌まじりに外出準備をしていたところ、SNSに衝撃情報が。  なんとX文具店にてシールを巡る暴動がおきたというではないですか。  開店と同時にシール売り場に走る人がおり、売り場にあったシール、なかでも今大人気の「ボンドロ」シールめがけて、全速力で突進する人がおり、子どもが派手に転び、泣きわめき、店員さんが「走らないで!」と絶叫し、シール売り場は嵐が去ったあとかのようにあっという間にもぬけの殻になったというのです。怖すぎる……。  ボンドロ、ボンボンドロップシールというのは今大人気のぷっくりした形状のシールのこと。キャラクターの柄が透明の樹脂状のふっくらした立体になっており、背景がキラキラしていたりするもの。  あまりにも人気で、偽物まで出回っている、とのニュースを目にしたこともありましたが、まさかそのボンドロをめぐってそんな騒動が身近に起きていたなんて……私もシール集めたい♪ というかるーい気持ちでX文具店に足を運ぼうとしていましたが、下手したらその争いに巻き込まれていた可能性があったわけで……。

「転売ヤー」の存在

 X文具店の公式SNSには「立体シールは大人気商品のため、おひとりさま一種類につき、一枚までの購入とさせていただきます」と太字で表示されており、その下には二回りほど大きな文字で「走らないでね」と赤字で注意書きがされていたのでした。  お店としてもよっぽど困ってしまったのでしょう。赤字にすべてが込められているとお見受けしました。  この異常な加熱ぶり、私たちが幼いころにはなかったもの。当時と現在の大きな違いは「転売ヤー」なる存在でしょう。  お友達と楽しく交換したいという小学生、中学生や、日々の疲れをかわいくて小さくてキラキラしたものでいやしたい、というオトナ女性たちのささやかな喜びは、営利目的の嵐のような行為によって妨害されてしまっているのです。
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大人になった平成女児が再び熱狂する理由
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