そして、もう一人の注目すべき2世俳優は、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に織田信澄役で出演することが決定した緒形敦だ。
2017年に日曜劇場『陸王』(TBS系)で俳優デビューを飾った緒形は、まさに芸能一家の系譜を継ぐ存在だ。祖父は名優・緒形拳、父は俳優の緒形直人、母は女優の仙道敦子という豪華な顔ぶれの中で育った。
特筆すべきは、緒形家と大河ドラマの深い縁だ。祖父・拳は生前、計9作品の大河ドラマに出演。父・直人も1992年の『信長 KING OF ZIPANGU』で主役を務めており、史上初めて“大河主演を親子で務める”という快挙を成し遂げている。今回、緒形にとっては2019年の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』以来、2度目の大河出演となる。これにより、緒形家は3代にわたって大河のバトンを繋ぐこととなった。

画像:TVerより
これまで映画『レジェンド&バタフライ』や、世界配信で話題を呼んだドラマ『【推しの子】』など、数々の話題作に着実に出演してきた緒形。2025年には映画『やがて海になる』など複数の作品に出演し、活躍の場を広げている。さらに今月、ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』(フジテレビ系)では、父・直人との地上波ドラマ親子初共演が実現。父が演じる役の“若かりし頃”を緒形が演じるという胸熱な演出は、視聴者の間でも大きな反響を呼んだばかりだ。
今作『豊臣兄弟!』で演じる織田信澄は、織田信長の弟・信勝の長男で、明智光秀の娘婿となり信長からの信認も得るという役どころ。出演シーンも比較的多くなりそうで、その演技が改めて評価される可能性が高い。
今年は本格的なブレイクの予感があり、数多くの人気作に出演した祖父や両親にどこまで近づけるのか。大きなチャンスを掴んだ「3代目」の飛躍に期待がかかる。
<文/ゆるま小林>