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“19歳女性”とスカルノ大統領の面談にも立ち会った「女帝」の正体 昭和の永田町を生き抜いた女性のたくましさと悲哀

しぶとく諦めないで生きるということ

国会議事堂 作中に出てくる人々は、政治というカネと欲望と社会意義が渦巻く世界で生き残るため、常に自分と相手の立場を見極め、発言に気を配ります。結果、権力の座を手にしたり、時には手放したり。  軍として出陣した者、戦時中のカネの調達を請け負った者といった、戦争を生き抜いた男たちの「生」、そしてカネに対する執着とパワーはすさまじいもの。生きる力とはこの世への執着とも言い換えられると感じました。  レイ子のモデルである女性は、本人が死を迎えるまで、強い影響力があったと言われています。永田町で力を持ち、自分の事務所を構え、「彼女に頼めばうまくいく」とまで言わしめた。  しかし、波乱万丈の人生には、当然浮き沈みがありました。自分の面倒を見ている派閥が冷や飯を食わされている時期には、忸怩(じくじ)たる想いも経験したようです。しかし決して諦めず、復活のチャンスを狙っていた。  激動の時代では、柔軟性、そしてしぶとさと力強さがないと生き残れない。彼らやレイ子には潤沢な資金があったからできたことかもしれませんが、我々もその精神は見習いたいものです。

昭和という元号二つ昔の激動の時代は今に繋がる

 2025年は昭和から100年を迎えました。令和から見れば、平成という2つの年号をまたぐ過去となった時代です。  ただ、歴史は断ち切られることなく、現代まで連綿と続いています。後半になると我々がお馴染みの、現代を生きる政治家の名前が「若い政治家」もちらほら出てきます。岸田文雄元総理は、ダイヤモンド・オンラインの特集で、インタビューにも答えていましたよ。  自民党政治の歴史、今の永田町、そして、現代社会。私たちは何を見つめ、知るべきか。政治への「まなざし」を持つために、とても役に立つ1冊と言えるでしょう。 <文/宇野なおみ>
宇野なおみ
ライター・エッセイスト。TOEIC930点を活かして通訳・翻訳も手掛ける。元子役で、『渡る世間は鬼ばかり』『ホーホケキョ となりの山田くん』などに出演。趣味は漫画含む読書、茶道と歌舞伎鑑賞。よく書き、よく喋る。YouTube「なおみのーと」/Instagram(naomi_1826)/X(@Naomi_Uno)をゆるゆる運営中
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