「アタシを連れてけ」とアピールしてきた猫をお迎え→“20年のニャン生の最期”におきた奇跡に感動
持ち前の生命力で20年のニャン生を生き切った
「あまりストレスが溜まるタイプではなかったと思いますが、寝ている時に邪魔しないようにはしていました。あとは、撫でられるのが大好きだったので、よく撫でるようにはしていました」
ただ、15歳を超え、ハイシニアとなった頃からは今まで以上に甘やかし、よほどのことがない限りは通院しないようにして、できる限り嫌な思いをさせないように配慮しました。
「食べることが好きだったので、ハイシニア期には健康のためのご飯より好きなものをあげるようになりました」
別れが来た2025年11月4日、うららちゃんは午前中から何度か嘔吐。この頃、嘔吐はよくあり、吐いた後には自らこたつに入って休んでいたため、飼い主さんは用事を済ませようと、1時間ほど外出しました。
ところが、帰宅後、目にしたのは、手足をバタバタさせながら倒れているうららちゃんの姿。よだれが止まらず、脱糞も見られたため、タクシーで動物病院へ行こうとしました。
「でも、今、手を離したら、もう最期のような気がしたので、自宅で看取ろうと思い、抱きながら仕事中の夫に連絡をしました。うららは夫の帰宅を待っていたのか、帰宅後に息を引き取りました」
あの子は猫の神様が送りこんでくれた“優秀な使者”だったのかも…
「うららは、猫の神様が私たちのもとに送り込んでくれた優秀な使者だったのかなと。引く手あまたで、次に行かなければならないところがあったのでしょう。タイムリミットギリギリまで我が家にいてくれたのではないかと思っています」
心に空いた猫型の穴を癒すには、時間が必要。飼い主さんは無理に前を向こうとせず、「悲しい」という気持ちを大切に噛みしめながら生活しています。
「空を見上げて思いを馳せることもありますし、愛猫たちにご飯をあげる時には、うららのお骨と遺影にご飯をお供えして話しかけています」
自ら飼い主さんとの出会いを引き寄せ、旅立ちの日も選んだうららちゃん。天国では、飼い主さんを驚かせる“再会の準備”をしているかもしれません。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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