また、かつてレギュラーだったミキも降板後、本業である漫才の実力を磨き、昨年のM-1敗者復活戦で見せた漫才は、視聴者のみならず業界内や師匠らからも称賛の声が上がりました。
ビジネスの世界で、「ゆでガエル理論」という言葉があります。生きたカエルを突然熱湯に入れれば飛び出して逃げるが、水に入れたまま常温の状態から熱を加えれば気づかず死んでいくという例えです。芸人にとって、ラヴィットはそれと同じ状態になってはいないでしょうか。
『ラヴィット!』は現在「日本でいちばん明るい朝番組」であり続けるために、企画やゲストのテコ入れの段階であることは間違いありません。
昨年、代々木第一体育館で開かれた番組のイベント『ラヴィット!ロック2025』にて、川島さんが5分にわたるメッセージを送っていました。
「『ラヴィット!』が皆さんに寄り添うなんておこがましいことは言いたくないんですけど、つらかったり、しんどかったり、ちょっと嫌やな、自分を肯定できないなっていう時はぜひ『ラヴィット!』にもたれてください」――この熱い言葉に胸を打たれたラヴィットファンも多いはずです。
リニューアルに反対するファンの声もありますが、今年明治安田生命が発表した「新入社員が選ぶ『理想の上司』総合ランキング」やオリコンニュースの「好きな司会者ランキング」でトップとなり、次期紅白歌合戦司会も噂される名MC・川島明さんのMC力。
それがあれば、例えファミリー向けの企画に舵を切ったとしても、変わらずアットホームで笑いあふれる『ラヴィット!』であり続けることができるはず。今後、どのようになるか判断が待ち望まれます。
<文/小政りょう>
小政りょう
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦