一方で、役や作品のために「アイドル感」を消せる瞬間も持ち合わせている。昨年の主演映画『知らないカノジョ』では、情けなさすらある普通の青年を自然体で演じました。

画像:映画『知らないカノジョ』公式サイト
こうした中島さんの特性を鑑み、本来別の配役を考えていたセクシー・三彦とワイルド・二彦を、制作陣が彼1人に託したのも納得です。
現代の人間交差点であるコンビニにおいて、人々の悩みをスカッと爽快に解決する『コンビニ兄弟』。アイドル対応をしながらお客さんの日々の変化を見落とさない繊細な三彦と、ぶっきらぼうながら持ち前のノリで困り人が前を向く言葉をかける二彦。

コミカライズ版『コンビニ兄弟』(新潮社)
心根の温かさは共通していますが、見た目も性格も異なる2人を、同じ中島さんが演じていると気が付かなかった視聴者もいたようです。
SNS上では、「2人が同一人物の中島健人であることを知って驚愕」「セリフも動きも同じなのに、こんなにも違いが出せるケンティー、すごい」「ケンティーじゃないと成立しない!」といった感嘆の声があがっています。
セクシーとワイルド、両極端に振り切った三彦と二彦の1人2役は、役と作品への没入感が凄まじく、多彩な魅力を振りまくアイドル俳優である中島さんの真骨頂と言えるでしょう。
<文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X:
@kojirabu0419