少年院で、中2で漢検1級。それだけじゃなかった!
⇒【前編】はコチラ
――わずか数日でフォロワー数が15倍以上とは! すごいですね!
「15倍? そうなん? なんか数字で言われてもよくわかんない。算数苦手なんで」
――漢検1級を取った天才なのに……? でも国語と数学、ジャンルは全然違いますからね。ではいよいよ本題なんですが、14歳(中学2年)で漢検1級を取ろうと思ったきっかけは?
「テレビ(「月曜から夜ふかし」)でも言ったんですけど、単純にヒマだったんですよ。やることなくて。で、だったら、まぁ与えられたものをやるかなって」
――確かに「月曜から夜ふかし」では“社会から隔離されていた”時期があると意味深なことをおっしゃってましたが……。
「1年7ヶ月、少年院入ってたんで。あ、窃盗でも殺人でもないですよ(笑)。それで、午後の1時から4時ぐらいまでの時間がお勉強の時間みたいになってるんすけど、ただぼーっとしてるのもヒマだったんで、取るか~みたいな」
――な、なるほど……。ちなみに合格するまで何度か受けたんですか? 漢検1級と言えば合格率の低さもさることながら、一度目で合格するのは本当に難しいと言われていますよね。合格率はだいたい毎回10%前後ですが、初トライで合格となるとさらにパーセンテージが下がると思うんですが。
「いや、だからそういう数学みたいなこと言われても全然わかんないですけど、受けたのは1回だけですよ、最初で受かりました。てか、1回受けて落ちたやつを2度も受ける気ないんで。あと、めっちゃ反感買うかもしれないですけど、正直、本気出して勉強したのはだいたい受ける1ヶ月前ぐらいから。その1ヶ月も毎日3時間ぐらいしかしなかったけど、何か受かった(笑)」
――「何か受かった」。すごい……。ちなみに秘書検定(秘書技能検定試験)も持っているそうですが、こちらは何級を?
「1級です。何かその施設で漢検も秘書検も1級取った人いないってゆーから、じゃあ私が取ってやるよってノリで。秘書検も一発合格っすよ。でも秘書検の1級は面接もあったから、それがめんどくさかったなぁ。一応、面接の練習もしたんですけど、検定の日は施設から外出して面接受けなきゃいけないから、その手続きやら許可やらがやたら大変で……めんどかったですね」
――施設内の資格取得記録を塗り替えていったと!
――ところで、そもそもあゆたまさんはいつから“ギャル”に?
「う~ん、メイクしたり肌焼いたりしだしたのは小4のときからっすね~。お金なかったんで、ママの財布からちょっといくらか借りて100均のツケマ買って。あと日サロ行くカネもないんで“天サロ”で。あ、“天サロ”ってのは“天然日サロ”のことっすね。要するに自分ちのベランダとかで寝っ転がって焼くっつーやつです」
⇒【後編】「天才黒ギャル、ホントに漢字が読めるか抜き打ちテスト!」に続く
<TEXT/昌谷大介(A4studio) PHOTO/我妻慶一 協力/ガングロカフェ>