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「男受けするオシャレ」は「ダメ男引き寄せ」の法則

「好感度バツグン! 男性ウケのいいコーデはコレ!」 「注意! 男子がドン引きの夏ファッション」  このように「男性は○○というオシャレが嫌だからやってはダメor好きだからやりましょう」という記事は、雑誌でもwebコラムでも本当に多いですよね。ですが、このようなコラムのアドバイスに耳を傾けては絶対にいけません。むしろ完全に逆効果で、読み手を不幸に陥れるものだと私は思うからです。私の初の新刊『恋愛氷河期』のなかでも書きましたが、恋愛指南本やコラムのほとんどはアテにならないのです。今回はその一部である女性のオシャレについてお伝えします。  だいたい男受けのいいオシャレをする程度で寄ってくるような男性なんて、ロクでもない人ばかりです。オシャレを変える程度で寄って来る彼らは、ただ外見に釣られているだけの「パブロフの犬」なのですから。所詮、彼らは目の前にいる相手の女性が好きなのではなく、自分の頭の中にある理想のオシャレをした理想の女性像が好きなだけに過ぎないのです。

女性のファッションを気にする男性は浮気しがち

 そして、こういう男性に限って浮気をする傾向が強い、または若い女性に乗り換える傾向が強いと言えます。そもそも、女性は年齢とともにオシャレの趣味が変化して行くのは当然のこと。そしてもちろん、オシャレの趣味はこの先も少しずつ変化して行くはずです。それを考慮すれば、相手の趣味が変容することも含めて相手の価値観やセンスを認められる人であるというのが、長期的な関係を目指すパートナーには不可欠な要素です。  ところが、女性のオシャレに対してこだわりを持つ男性は、自分自身が年齢を重ねたとしても、ずっとその系統の女性のオシャレにしか興味を持てないということが少なくありません。たとえば、CanCam系に対して強いこだわりがある男性というのは、女性が年齢を重ねてCanCam系を卒業すれば、CanCam系を身にまとう若い女性に乗り換えようという欲求が生じるのは想像に難くないでしょう。乗り換えなかったとしても、モラハラ的なファッションハラスメントに走る男性もいます。  確かに短期的なモテを狙うのであれば、こだわりが強い人向けにドンピシャのモテ系オシャレをすれば、即効性はあるのかもしれません。ですが、あえてこだわりが強い男性を自ら引き寄せてしまっているのですから、所詮それは「ダメ男モテ」にしか過ぎないと言えます。結局、「男ウケファッションをすればモテる!」などというアドバイスは、全て「ダメ男・引き寄せの法則」を説いていて、読者にダメ男をススめている間違ったアドバイスだと言えるでしょう。

職場の男性の指摘も聞き入れなくていい

 さらには、雑誌やwebコラムだけに限らず、職場などでも女性社員のオシャレについて、男目線であれこれ指摘をする男性社員も見かけますよね。彼らは女性の自由意志や主体性を全く理解できておらず、女性のオシャレは必ずセックスアピール要素が含まれていると誤った思い込みをしている人が多い。だから異性である自分の意見にも聞き入れられるだけの価値があると思い込んでいるのです。  一部では男ウケを狙っている女性も確かにいますが、多くの場合、女性のオシャレは必ずしも男性目線を気にしてやっているわけではありません。かりに男性目線を気にしたとしても、「お前にアピールしたいわけじゃないから!」ということが大半ですよね。  とにかく、雑誌でもwebコラムでも周りにいる人でも、女性のオシャレにあれこれ言うのは、犬山紙子さんの言うクソバイス(クソなアドバイス)です。そんな話は絶対聞き入れてはいけません。振り回されると絶対いいことはありません。オシャレはとことん自分のセンスでチョイスして、思いっきり楽しみましょうね!
富士山を0合目(駅)から日帰りで往復しました!

富士山を0合目(駅)から日帰りで往復しました!(勝部)

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【勝部元気】 1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki  初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は8月19日発売
勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログは、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
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恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

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