クリスマスチキンは手作りで!“焼くだけなのにプロの味”の秘密
おいしく焼くコツ、教えます。
もうすぐクリスマス。最近では、ごちそうをそろえてお家で楽しむ「巣ごもり派」が増えているようです。デパ地下のお惣菜を集めるのも良いですが、メインを飾る「チキン」だけでも、アツアツを手作りしませんか?
そこで今回は、クリスマスチキンを手軽に超おいしく作るレシピをご紹介。家庭にある材料だけで、絶品チキンが焼けてしまうんです!
おいしいクリスマスチキンといえば、じゅわっとジューシーな肉質に、パリッとした皮。そして何よりも、濃厚でコクのあるテリヤキソースが定番でしょう。しかし、しょうゆとハチミツを使って焼いても、なんとなく味が単調で、物足りなさを感じてしまいます。
その理由は、「味わい」と「香り」に奥行きがないから。今回、その問題を解決してくれるのが、トーストやパンケーキでお馴染みの「いちごジャム」なんです。
そもそもベリー類は、酸味のある濃厚さがお肉料理と相性が良く、華やかな香りを与えてくれます。また、ジャムがチキンの照りを作り出してくれるので、砂糖やハチミツは一切不要。
「このプロっぽい香りはなんだろう?」と言われても、まさか「イチゴジャム」を使っているだなんて、気がつかないでしょう。
使うジャムは、手頃なもので十分ですが、香料ではなく、いちごを使った本格的なものをチョイスして。ヘルシー志向の人は、「砂糖不使用」がオススメです。
【材料(1人分)】
⇒【写真】はコチラhttp://joshi-spa.jp/?attachment_id=404467
・骨付きもも肉 1本
・しょうゆ 大さじ2
・イチゴジャム 大さじ1
・白ワイン(もしくは料理酒) 大さじ1
・ショウガすりおろし 1/2片分
・バター 大さじ1
・つけ合わせ野菜 ズッキーニ、アスパラガス、エリンギなど
・甘栗 1袋
・オリーブオイル 大さじ1
・塩コショウ 適宜
【作り方】
(1)骨付きもも肉の両面をフォークで刺し、味が染み込みやすくする。ビニール袋にしょうゆ、イチゴジャム、白ワイン、ショウガすりおろしを入れてタレを作り、塩コショウで下味をつけた肉を加えて2~3時間常温で漬ける。冷蔵庫に入れる場合は、半日~1日程度が目安。
⇒【写真】はコチラhttp://joshi-spa.jp/?attachment_id=404476
(2)つけ合わせ野菜を食べやすい大きさに切り、甘栗と一緒にビニール袋に入れてオリーブオイルを加えてざっくり混ぜ、焼く直前に軽く塩コショウをする。
(3)コンロのグリルに肉と野菜を並べる。肉は皮目を下にして中火でじっくり焼く。最初の片面は15分程度が目安だが、焦げないよう様子を見ながらが良い。肉をひっくり返し、皮目にレンジで溶かしたバターを垂らす。野菜も転がして焼面を変える。皮目は焦げやすいので数分焼けばOK。
(4)お好みの皿に盛り付ければ完成!
※白いディナープレート:Verre(ヴェール) http://verre.co.jp/ 03-5721-8013
<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
プロ級味付けのコツは、「いちごジャム」!





スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12