花房:風間さんは肉付きいいし、20代ぐらいから熟女路線でちょっと老け顔で。ほうれい線とかもあるんですが、女性から見てもすごく色っぽいですよね。超美人とか、モデル体型でもないんですが、ぽちゃっとした感じがいい。
どちらかといえばだらしない感じの肉がついてるんですけど、
だらしない肉っていいじゃないですか。鍛え上げられた隙のない肉体より、ああいうモサッとした感じの女が色っぽいっていう男の気持ちもわかる。
森林:長く売れる女優さんは、「ぽちゃ」のほうですね。ただ、モデル体型のコは1本目が売れるんですよ。「こんな完璧な女のコがAV出ちゃうんだ」みたいな。でも、セックスが本当につまんない人だと長続きしませんよね。
花房:以前、AVの撮影現場にお邪魔した時に痛感したんですが、セックスって、本気になればなるほど、その人のすべてがあからさまになる。だからテレビに出てる芸能人だと見えないものが、AV女優さんだとやっぱり隠し切れない本質みたいなものが見えちゃう。容姿を超えた、人となりが。
森林:そうすると、
やっぱりブスとか美人っていうのはセックスの土俵に立てば関係なくなってくるんです。セックスを通して伝わる感情というものは絶対あって、それはもうビジュアルとは別次元の話だと思います。

最後に、改めてお二人の金言を
【花房観音/ハナブサ カンノン プロフィール】
映画会社、旅行会社、アダルトビデオ情報誌での執筆などを経て、2010年に『花祀り』(幻冬舎文庫)で第一回壇鬼六賞大賞を受賞。近著は『鳥辺野心中』(光文社)、『指人形』(講談社文庫)など。
【森林原人/モリバヤシ ゲンジン プロフィール】
35歳。AV男優歴16年。日本人の生涯セックス回数は、年平均46回×60年=2760回で、この4倍近くセックスしていて、セックス経験だけで言えば3回生まれ変わって只今4回目の老後を満喫中。
★Twitter(
@AVmoribayashi)
<TEXT/女子SPA!編集部 PHOTO/山川修一>
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