岡本夏生「生涯ギャラ50億」発言は盛りすぎでは?検証してみた
TOKYO MX『5時に夢中』の降板、音信不通騒動をへて、4月14日にテレビ引退を表明したタレントの岡本夏生(50歳)。いま彼女の「生涯獲得ギャラ50億円」発言が話題を呼んでいます。でもちょっと待って。岡本夏生が50億円も稼ぐとは、おかしくないですか?
くだんの発言は、4月18日放送『ノンストップ!』(フジテレビ系)のインタビュー取材でのこと。今後の生活について聞かれた岡本は、
「19歳から今日まで生涯獲得ギャランティは恐らく50億円超えていると思うんですよ。50億円で買ったものとか家に全部ありますから、最悪そういうのを売ってもいいかなって」と答えていました。
スポーツ誌などはそのまま報じ、ネット上では「50億も稼いだらそりゃ引退するわ」など納得コメントが見られましたが、いやそこは納得するところじゃないでしょう。
確かに90年代の岡本の人気はすごかった。でも1989年にレースクイーンとしてテレビ・雑誌でブレイクしてから、人気が下降して1996年にレギュラー番組ゼロになるまで、メジャーだったのはわずか7年間。2000年代は、ほとんどメディアから消えていました。
2010年に“ぶっとびキャラ”で復活しましたが、『5時に夢中!』(東京MXテレビ)の週一レギュラーや『サンデージャポン』(TBS)にたまに出るぐらい。MXでの変装は素晴らしかったですが、ギャラは高くないでしょう。
逆算すると、仮に50億円のうち30億円を絶頂期の7年で稼いだとしても、毎年4億円以上の収入が必要です。
ちなみに、2004年まで公示されていた高額納税者から推定すると、2004年は木村拓哉が推定所得2億5500万円、松本人志が推定所得3億33143万円(スポーツ報知の推定)。「所得」は「収入」から経費を引いたものとはいえ、年収4億円はトップクラス芸能人でないと無理なのでは。
そこで、女子SPA!連載陣のウーマンジャーナリスト・KENJIさん(大手芸能事務所でマネジメント業務を長年務めた経験がある)に、実情を聞いてみました。
「正直、50億は考えにくいですね。私の経験上、超売れっ子の女性アイドルでも年収1億円台でしたから。岡本さんがそうだとは言いませんが、たとえばパトロンからの利益供与を全部現金に換算したら、あり得るかもしれませんが…」。
メジャーだったのは7年間ほど
元業界人に聞くと…「考えにくいですね」
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