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面倒な彼氏よりもセフレを選ぶ人が増えたわけ

セフレも多様化の流れの一つ

 ただし、このようなケースの場合、セフレの意味は「お互いが相手に過度な要求を押し付けない関係」であり、むしろ人間関係としては理想的のように思えます。従来のセフレとは全く異なるために、「何か新しい名前をつけたほうが良いのでは?」と思うくらいです。  さらに、今後の日本は個の時代がさらに進んで行くと考えられますが、そう考えると、人間関係における余計なものをなるべく剥ぎ落とした関係のほうが、むしろ時代に合っているような気がしなくもありません。 事実婚 フランスやスウェーデンでは、パックスやサンボという地位ある事実婚の制度が確立しており、婚姻の多様化が進んでいます。そう考えると、独身者における関係も、もっと多様化が進んでも良いのかもしれませんね。

自由な人の自由さを見習おう

 もちろん全員にセフレが良いですと宣伝するつもりはありません。ですが、自分は何が楽しいと感じるのか、今の自分に何が合っているか、それを追求することはとても大事。逆に、彼氏彼女という地位にこだわるのであれば、こだわる理由を自己分析して明確に理解しない限り、ただ彼女という地位に振り回されてしまうだけではないかと思うのです。  そもそも、相手や自分の生活環境が変われば、それに合った付き合い方に変わると思います。以前、バイセクシャルの方で、「前は男性の波が来ていたんですが、今は何となく女性の波が来ているんですよ」と発言していた方がいました。何にも縛られない自由な感じで羨ましく感じませんか?  それと同じで、異性愛者の人々も、「こうあるべき」に囚われることや、どういう関係が上か下かを規定するのではなく、今の自分に合った関係を楽しめば良いだけです。それに、彼氏もセフレもそれ以外も、全て選択肢をフラットな状態で見られると本当に気持ちが楽になると思うのです。  ぜひ試行錯誤をして自分に合うのは何かを見つけ出して頂ければと思っています。
勝部元気

なぜか「見たことあります!」と声をかけてくださる機会が都心より山のほうが多いです(笑

<TEXT/勝部元気> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【勝部元気】 1983年東京都生まれ。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEO。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)、twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』が発売中
勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログは、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
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恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

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