結婚したい人が激減。でも「私もできない」は間違った思い込みです
「結婚したい」人が大幅に減少していること、知っていましたか?
2016年6月21日発表の明治安田生命の調査によると、「できるだけ早く結婚したい」「いずれ結婚したい」と回答した20代が、男性では3年前の67.1%から38.7%に減少、女性は82.2%から59.0%に落ち込んだとのことです。30代でも10ポイント以上減少し、若者の間で急速な結婚離れが進んでいます。
私も昨年『恋愛氷河期』という本を出版させて頂きましたが、いよいよ本格的に「恋愛氷河期」および「結婚氷河期」が到来しているのかもしれません。
このような時代状況ゆえに、「私って結婚できないかも…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? ただ、そのような悩みの9割以上は単なる思い込みに過ぎません。というのも、結婚できないと考えている根拠を聞いてみると、そのほとんどが的外れのものばかりだからです。
できないかもと悩んでいる人たちは、結婚に影響を及ぼす原因を分析した統計をどれほど見たことがあるでしょうか? どれほど現代の結婚について詳しい分析を行っているのでしょうか? 様々なサンプルを知らずになんとなく自分が抱いている結婚像だけを想定して判断してしまっていないでしょうか?
現代の結婚を取り巻く状況はあまりに複雑で、「○○なほうが結婚できる」という正しい答えはありません。はっきり言ってしまいますが、社会分析が得意ではない一般人が、簡単に判断できるほど現代の結婚は単純なものではないと思うのです。

「私は結婚できない」という間違った思い込み

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『恋愛氷河期』 著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。 ![]() |