Lifestyle

「飲み会の誘いを断れない」ビンボーになる性格を変えるコツ

 さらに、このタイプの人は流行にも流されやすいので、トレンドになっている商品や、メディアなどで紹介された商品なども、つい試してみたくなる傾向が強いため、気が付くと、いらないモノに囲まれて、お金だけ無くなっている……というケースも多いそうです。こうした流され消費に陥ってしまうことの問題点を木原さんは強調します。 飲み会「流され消費が多い人は、自分の意志とは関係ない突然の臨時出費が増えることになるので、自分でお金の流れをコントロールできません。自分で主体的に考えずに、他人に流されるままお金を使ってしまうため、計画的にお金を使うことができなくなってしまいます」

まずは「自分は流されやすい」と自覚すること

 では、「もしかしたら流され消費を結構してしまっているかも?」と思い当たる節がある人は、どのような点に気を付けて行動するべきなのでしょうか。
木原誠太郎

木原誠太郎さん

「まずは『自分は流されやすい人間である』ということを自覚することです。基本的にこうした流されやすい人の根幹にあるのは、『自分への自信のなさ』なんです。自分の考えや行動に自信がないからこそ、他人が持っているものを自分が持っていないと、不安になったり、他人に誘われたときにうまく断れずにお付き合い消費が増えたりする傾向があります。その点をしっかり自覚し、『たまには自分の軸をもって行動しよう』と意識してみることが大切です」

具体的なルールを設定して、消費を見直し

「あと、もうひとつは、具体的なルールを自分のなかで設定すること。『月の飲み会は3回までにする』『事前に計画していなかった予定外の買い物額の上限は1万円まで』などとルールを決めて、それを守るように心がけるだけで、だいぶ家計がコントロールできるようになるのではないでしょうか」  自分の出費を見直してみて、もしも「行きたくないイベントに無理していった結果、散財している」「本当はそこまで欲しくなかったのに、流行に流されて買ってしまったモノがある」などという人は、木原さんのアドバイスにならって自分の消費のルールを設定してみてはいかがでしょうか? <TEXT/藤村はるな PHOTO/難波雄史> 【木原誠太郎】 電通やミクシィなどでマーケティングを担当したのち、2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析し、カウンセリングを行うプログラム「ディグラム」を展開、資産形成の分野でもその有効性が注目を集める。近共著『<貯蓄のプロ>と<ディグラム診断のプロ>が教える「夫婦のお金」の増やし方』が好評発売中
1
2
Cxense Recommend widget
<貯蓄のプロ>と<ディグラム診断のプロ>が教える「夫婦のお金」の増やし方

投資ってなにから始めればいいですか?夫の金銭感覚についていくことができない…共働きなのになぜか全然お金が貯まりません!旦那がなににお金を使っているかわからない。性格を知れば、あなた向きの「お金の貯め方」がわかる!世帯収入300万円からの「夫婦の貯蓄」倍増講座。

あなたにおすすめ