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「男は言葉が不自由で近視ぎみ」と思えばいい。“男女の戦争”の終え方

男性には「大事なことはパソコンメールで」が効く?

清田:本当に男性は言葉が不自由ですよね……。以前、ケンカをしたというカップルから別々に話を聞いたことがあるんですけど、女性からの説明は臨場感が半端なくて、まるで動画で見せてくれているような感じだったんですね。 アルテイシア:裁判の調書くらい詳しそう(笑)。 清田:まさに(笑)。で、一方の男性からの説明は本当に意味不明で、「彼女がキレてやばかったんですけど、とりあえず謝って大丈夫でした」で終わっちゃったんですよ。ペラいちの箇条書きくらいで、データ量が女性とまったく違う。 おそらく男性は、相手が何を考えていて自分がそれに対してどう思って、それをどう擦り合わせていくかという発想でケンカをしてないんですよね。「早く終われ、嵐よ去れ」としか考えてない。 アルテイシア:「とりあえず姿勢を低くしとけばいい」と思ってますよね。 男性は「とりあえず姿勢を低くしとけばいい」と思っている清田:で、彼女の機嫌がいったん収まれば、「解決した」と認識してしまう。女性が怒った理由や合意に至ったプロセスとかはまったく考えず、「終わった、よし!」って。 アルテイシア:その通りなんですよ。なので私は読者に“網走作戦”を勧めています。ケンカしたら網走に行って、そこから涙にぬれた手紙を出せと。彼女としばらく連絡が取れない、しかも網走から手紙がきたとなれば、「また怒ってるよ~」くらいにしか思ってなかった男性もさすがに危機感を抱きますから。 清田:涙に濡れた手紙ですか(笑)。 アルテイシア:そこは唾を使って偽造してね(笑)。もちろん網走というのは例えで、ちょっと小旅行に出るとか実家に帰るとかでいいし、手紙じゃなくメールでいいんですけど。メールだと相手は何回も読み返せるし、こちらも文章を推敲できるので、売り言葉になってしまうのを避けられるし。 清田:それはLINEでもOKなんですか? アルテイシア:パソコンのメールの方がオススメです。LINEって長文に向いてないじゃないですか。書いてる途中にピッて送っちゃったりするし、間違って変なスタンプ押しちゃったりするし。 大事なことを伝えるのはパソコンメールがオススメ清田:なるほど、即時的ではなく、じっくり考える時間が取れるようなコミュニケーション方法であれば、男性的にも対応しやすいかもですね。でもそのメール、開封するのかなり怖いですね……(笑)。 アルテイシア:爆死する覚悟で開封しましょう。その一歩は我々人類にとっての大きな進撃になる! 【清田隆之 プロフィール】 恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。WEBメディア「日経ウーマン」「messy」、雑誌『精神看護』などでコラムを連載中。桃山商事として著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』『大学1年生の歩き方』『生き抜くための恋愛相談』がある。Twitter(@momoyama_radio) 【アルテイシア プロフィール】 作家。神戸出身。著書に『59番目のプロポーズ』『恋愛格闘家』『もろだしガールズトーク』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』他。AM・TOFUFU・幻冬舎plus他のサイトで連載中。Twitter(@artesia59)Facebook(artesia59)ニコニコ動画「アルテイシアの相談室」 <TEXT/持丸千乃>
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