「男性に大事にしてもらえない」と嘆く女性の共通点
Venus:「もっと綺麗にならなきゃ」「もっと知的にならなきゃ」「もっと家庭的にならなきゃ」…足りない部分を数えてダメ出ししてばかりだと、いつまでたっても正当な評価は自分からも相手からも得られない、と思います。
Neffy:だからといって、綺麗じゃなくていいというわけではないですよ。自分を綺麗に磨くということは、自分に対する正当な評価を、自分で表現しているということですから。
Venus:それが「自分の尊厳を下げない」っていう意味なんですよね。
――自信がないと、自分の売り方が分からないんじゃないかな。自分でガンガン、アプローチすることは安売りじゃないんですか?
Neffy:それは安売りではないですよ。
Venus:好きならアプローチしても全然いいのではないですか?
Neffy:本当にその人を好きならいいんです。
でも「私は今、この人をつかまえておかないと、この先2度とこんな条件の人には出会えない。年もとるし、今のうちにつかまえておかないと」と思ったとしたら、それは安売りでしょうね。
自分のことを下げているでしょう、それって。男性の尊厳もないがしろにしていますよね。本当に愛しているからとか、その人の本質の部分を見ているんじゃなくて「この人とだったら安定が手に入るわ」って相手をモノ扱いしている。
Venus:未来の話だけで生きているっていうことですよね。未来の不安を解消するためとか、未来の私をちゃんとするために、今、何かしておかないといけないっていうのは、違いますよね。
大切なのは、今この瞬間の自分を幸せにすることだと思います。
Neffy:自分をセール品にすることは、今現在幸せなことじゃないですよね?
だから、自分のことも、相手のことも大切にすること。なんでも楽しむ心の余裕を持つこと。生きていれば嫌なことだってもちろんあります。でもそれに文句を言っても解決にはならない。
Venus:愚痴や文句をいうことは、自分を幸せにしないですよね。逆に今を楽しんでいるステキな女性には、自然とそのオーラに惹かれて男性が寄ってきます、大丈夫です!
<TEXT/和久井香菜子>
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和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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