モテる条件は年齢で変わるのか?アラサー婚活とシニア婚活の違い<目指せ!デキたら婚>
【おおしまりえの 目指せ!デキたら婚】
結婚よりも子どもが欲しい! そんな決意のもと、現在の彼と先に妊活を始め、そしてだんだんと結婚や将来についても考えが固まってきた恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
前回は今流行りのシニア婚活が、どうして人気なのか。子を持つことが目的ではない結婚には、どんな動機があるのかなどを探ってきました。今回は引き続き「結婚相談所ブライダルゼルム」に話をうかがい、婚活の実質的な“条件面”について、アラサーの婚活との違いや、私たちに活かせることはないか、考えていきます。
いくつになっても、寝食をともにする相手選びは難しいものです。私たちは結婚相手を探す際に「相性がいい」「価値観が合っている」「安定した職についている」などを優先させがちですが、相性や価値観は言わずもがなとしても、シニア世代の婚活ではどんなことが決め手になるのでしょう。
話を聞いてみると「女性の7、8割は経済力を求めている」という、ド直球の本音を教えてくれました。ただし、経済力といっても、世代が違うので事情は異なります。
今の社会では60歳で定年になるので、いわゆる“肩書”と呼ばれるものがいったんリセットされ、その上で、「安定収入(年金や不労所得)」「預貯金」「持ち家」という3つの軸が、金銭面として評価されるのだそうです。
「◯◯大学卒」「一流企業に勤めている」という当たり前に評価される肩書よりも、堅実にコツコツと資産を築いてきた人が評価されるのがシニア婚活の特徴です。
また男性は35歳をすぎたあたりから、結婚歴がないと「何か性格に難があるのかな?」と疑いの目で見られることがありますが、シニア婚活では逆に初婚男性は資産が崩れていない(過去に財産分与などが発生していない)から、歓迎されるのだとか。
知らない話ばかりですが、正直最初は「生々しいなあ」という印象を抱きました。でもそれは、ただの偏見のようです。なぜならこの世代は、ぼんやり王子様を探している時間がありません。名実ともに“後がない”ので、条件をビシッと明示した上で、テキパキと効率的にパートナー探しをすることが求められます。
ダラダラと結婚や将来に悩む筆者は、背筋がシュッとなる気がします。

シニア婚活で重要な“条件”とは?

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