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「娘の命より金」の毒親!DV夫に苦しむ私に母がした仕打ちとは…

 夫や彼氏といったパートナーからのDV。そんなつらい目にあっている時、女性にとっての大事な避難先のひとつが両親や実家ではないでしょうか。

DV夫 ところが、頼ることができないどころか、さらに追い打ちをかけるような親もいるそうです…。

夫からDVを受ける娘の保険金の受取を自分名義にした母



「私が当時の夫からDVを受けた時に、母親は、私にかかっていた死亡保険の受取人を、その元夫から母親名義に変更しました。娘の命より金だなんて。絶句しました」

札 当時を振り返るのは、主婦でネット通販を手掛ける斉藤ゆかりさん(仮名・41歳)。

「普段は明るい母ですが、思い通りにならないと機嫌が悪くなって暴れたり、皿など壊します。褒められるのが大好きな母は、父から『ダメな女だ』と冷淡にされてから、ヒステリックになって私にあたり散らすようになりました。

 Tシャツに短パン姿でくつろいていると『男に媚びているのがよくわかる』とか、クライアントからもらった香水をつけると『その香水ひどい匂いだね』と言って私から巻き上げると、ちゃっかり外出の時につけたり。

『お母さん、酷いわ』と言えば、『産んでやったんだから感謝しろ』って恩着せがましいことばかりです」

実家に入れていた生活費25万円を母が使い込み



 母から溺愛されていた3つ上の兄は、大学に入学すると一人暮らしをして、実家に寄り付かなくなったそうです。兄からも疎(うと)まれると、ますます口をとがらせて不機嫌になった母。

「帰宅すると用意されている食事は、乾燥しきったアジの干物と冷たいご飯だけ」

アジ 実家住まいのゆかりさんは、給料からお小遣いを引いた25万円を実家に入れていました。が、母親がエステやパチンコ、飲食費に全部使い込むとわかると、悲鳴を上げて実家にお金は入れないと決めたそうです。

「もともとふっくらしていた母親がどんどん太って、今では大デブです。私がファッション業界で働くようになると、さらに毒親ぶりがヒートしました」

 長年の母親からのキツイ攻撃がそうさせたのかもしれませんが、ゆかりさんの母を見る目もかなり厳しいようですね。

一人暮らし先に電話で暴言を吐く母のせいで顔面麻痺に…



 そんな中、ゆかりさんはとうとうキレてしまって、家を出ました。

 一人暮らしを始めた彼女に、母親はせっせと電話をかけてきては「お前は地獄に行く」、「よくも家を出たな、近いうちに死ぬ」など、罵詈雑言の数々をぶつけてきました。

 ゆかりさんはストレスで顔面マヒになり「母親から逃げよう」と決めたそうです。

母からの電話「たまたま飲食店で知り合ったバツイチで5つ年上の経営者から、初対面でプロポーズされて、あれよあれよという流れで結婚しました。毒親から電話がかかってきても、『夫がいるから』とすぐに断れたので、結婚してラッキーと喜んでいたんですけどね」

 ところがゆかりさんの人生は一変します。夫がDVを繰り返すようになったのでした。

 そのことが、相談した父親を通じて母親に伝わると、母親はDV夫をだまして、ゆかりさんにかけていた死亡保険の受取人を、DV夫から自分に変更したとか。

本との出会いで「母親なんか怖くない」と思えるように…



「自分の利益しか考えられない毒親をもって不幸だと嘆いた時に、偶然に手にした書籍が私を救ってくれました」

 それが、精神科医の町沢静夫さんの著書『自己愛性人格障害』。その中にある「人を自由に操作し、自分が所有者であるかのように振る舞う」という一文が、母親のパーソナリティーと一致したとゆかりさん。

「それからは母親の言動がまるでパズルが解けるように、パチパチとわかりました。離婚後に実家に戻って、初めて取っ組み合いの大喧嘩ができたのも、母親なんか怖くないって思えたからです」

 喧嘩の最中に、「自分の味方が欲しかった」と言った母親。自己愛が強くて自分を認めてくれる人がこの世に一人もいないため、娘のゆかりさんに全部ぶつけてきたことが理解できたそうです。

毒親と対峙

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母親と和解はしていないが…

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