不幸な家庭に育った25歳男性が「変わった婚活イベント」ばかり選ぶ理由
あえて「変わり種婚活イベント」ばかりに参加する理由
「外見を着飾って出会う普通の婚活パーティーやイベントは、表面を取り繕えてしまうからこそ、本当に知りたい相手の本性や中身があまり見えないじゃないですか。
自分の両親が一見すごく真面目で人当たりも良く、仕事に一生懸命の人間だったからこそ余計に“取り繕えてしまう場”が信じられなくて。
サバイバルやボランティアなど、比較的長い時間一緒に過ごして素が見えやすい環境なら、パーティーなんかよりも全然その人らしさが垣間見(かいまみ)える。だからあえて、変わり種といわれる婚活に的を絞って参加してるんです」
プチサバイバルや農業体験など「ちょうどよく厳しい環境」では、気を抜いた瞬間に相手の本性が見えやすいそうです。
たとえば、男性の前だけ「私めちゃくちゃ頑張ってます」アピールをする女子や非力ぶる女性、自分の思い通りに作業ができないとイライラしてさりげなく誰かに押し付けたり、指示を出したりダメ出しをするくせに自分は何もしない……など、隠したい部分が露呈してくるとか。
「本当なら近場のパーティやイベントの方が、コスパも効率もいいですよ。でも、それじゃ見えない部分もかなり大きいのも事実です」
現在も月に1度、地方の変わり種婚活イベントに参加しているという森田さん。その目的が叶うことを切に願うばかりです。
それにしても「こんな一風変わった婚活に参加する人っているの?」「なんでわざわざ〇〇をするんだろう……」と、変わり種婚活に対して疑問の声もありますが、「相手の本性をできるだけ知ることができる(かも)」という、変わり種ならではのメリットもあるようです。
―「婚活してる男性」ってどんな人? vol.27―
<TEXT/赤山ひかる イラスト/三原すばる> 1
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