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不幸な家庭に育った25歳男性が「変わった婚活イベント」ばかり選ぶ理由

「そろそろ落ち着きたい」「子どもが欲しい」「帰宅したら部屋が明るくて、『おかえり!』と出迎えられたい」……など、結婚したい!と思う理由は人それぞれですが、中には「家庭環境に恵まれなかったからこそ、暖かい家庭を早く持ちたい」と婚活に励む男性もいます。

理想の家族像

写真はイメージです(以下同じ)

「家族団らんどころか、暖かい食事や両親の優しさを実感したことが一度もない」と語るのは埼玉県在住の森田亮さん(仮名/25歳/営業)。

「父親は絵にかいたような仕事人間で、出張や単身赴任でほとんど家にいませんでした。唯一の趣味はギャンブルで、たまの休みに珍しく家にいるなと思ったら、いそいそとスロットやパチンコに行ってしまう。母親も元バリバリのキャリアウーマンで、僕と妹が小学校高学年くらいになる頃には復職して両親が家にいることはほとんどありませんでした」

両親に放置されて育った少年時代


 直接的な暴力はなかったものの、幼い兄弟を家に残して両親は何よりも仕事やそれぞれの友人関係や趣味を最優先。家事は長男の森田さんが担当し、妹の世話も同時に行う。「自分たちの存在は、両親にとってただの“お荷物”になっている」と痛感したといいます。

「とにかく夫婦そろって異常なほどの仕事人間で、なにかあると『自立しろ』『誰かに頼らず生きていける“人間力”を早く身に付けろ』と放置する」

 そうやって突き放された当時、森田さんはまだ小学4年生だったといいます。

毒親「だからバスで小一時間かかる親せきの家でご飯を食べさせてもらったり、運動会や学校の行事は友達の家族に紛れてなんとかやり過ごしました。

 でも両親は見栄っ張りで外面(そとづら)だけはいいから、人前ではニコニコして、僕と妹を異様に気遣ったり優しい言葉をかけてくれる。それがバタンとドアを閉めて家族だけの空間になった瞬間、二人とも顔がスッと能面のように無表情になるんですよ。その瞬間がどれだけ怖かったか……」

 もはやネグレクト(育児放棄)。成人した今も、両親とは疎遠な状態が続いているとか。

 そんな冷え切った家庭を経験した森田さんに芽生えたのが、「両親とは真逆の、自分だけの暖かい家庭を早く作りたい」という思いでした。

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あえて「変わり種婚活イベント」ばかりに参加する理由

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