「グッチの財布買って♪」“おごらせ男”に、28歳バツイチ女性がハマったワケ
友人の一言で、やっと気づいた彼の正体
すぐに銀行名を検索すると、たしかに存在しなかったのです! すべてを察し、舞い上がっていた自分自身を呪うしかなく……。
別れ話をする気にもなれず音信不通にしていたところ、しばらくして彼からこんなメールが。
『実は病気の母親もグッチの財布が欲しいって言ってるんだけど、俺のと一緒に買ってもらえるかな? 弟も俺の小銭入れがうらやましいって言うから、どうせならそれもあげたいんだけど……』
あまりにもおねだりが過ぎて、もはやあきれるほど。こんな人のことを信じていたとは、相当恋の魔力にやられていたようです……。
バツイチや恋にブランクがあるときは、危険察知レーダーが壊れがち。久々の恋にウキウキするのは最高の瞬間ですが、少しだけ冷静になる時間も大切です。ちょっとでも違和感や心が痛むことがあったら、一度立ち止まり相手の誠実さを量ること。自分でわからなければ、他人に意見を求めるのも手です。
せっかくの素敵な恋を残念な結末で終わらせないためにも、しっかり自己防衛して、地に足の着いた恋愛をしたいですね。
―自分史上最悪の恋愛 vol.4―
<文/関由佳 イラスト/やましたともこ>
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