発毛に効果抜群のミノキシジル「若い女性は絶対飲んではいけない」医師が警告
『最強! の毛髪再生医療 – 豊かな髪と再び出会える本』(ワニブックス)など多数の著書で知られる、あらなみクリニック総院長の荒浪暁彦先生。前編では、薄毛を予防する方法を伺いました。
では、既に薄くなった頭皮に毛を生やすためには、どうすれば……? 後編では最先端の発毛技術の実態に迫ります!
――発毛を目指すには、どうすればよいでしょうか。
「RiUPという育毛剤にも含まれる、ミノキシジルを飲むとすごく生えます。毛を生やすには、ミノキシジルほど効くものはないです。ただ、副作用も強い。元々は血圧の薬で、血管を開いて血圧を下げるんですけど、人工的に血流をよくすると心臓に負担がかかるんですよ。
しかも、意外に医師に言われていない方もいらっしゃいますが、内服中だけ血流がよくなるので、止めれば当然、元の薄毛に戻ります。とくに若い女性が飲むのは非常に危険です」(荒浪先生、以下同)
――なぜでしょうか。
「ミノキシジルは胎児の心臓に強烈な負担がかかるので、妊娠したら絶対にやめないといけないんです。胎児の心臓が危ない。もし妊娠に気づかなくて飲んでいたとしたら、本当にまずい。妊娠初期が一番まずいです。胎児が臓器を作り出す時期で、薬の影響を受けやすいんです。
とはいえ、妊娠しているかどうか、初期には分からないですよね。なので、もし妊娠する可能性があるのであれば、絶対に飲んではいけません。
ミノキシジルを飲んでいた女性が妊娠をきっかけに服用をやめると、当然毛が抜けてきます。さらに妊娠中は、妊娠性脱毛と言って、毛が抜けやすくなるのでダブルパンチです。毛が抜けることのストレスでさらに抜けて、トリプルパンチですね。
子供を産まないことが確定しているのであれば飲み始めてもいいと思うんですけど、可能性があるのであれば絶対にダメですね」

妊娠の可能性がある女性は絶対ダメ。胎児の心臓が危ない


荒浪院長
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