先の百田氏の発言はどう考えても許されないものだが、百歩譲って彼は“文化人”だ。選挙で選ばれた公人ではない。一方で、自民党・長尾敬氏は衆議員という立場でありながら、この一連の騒動の中でしっかりとセクハラ発言を残した。
もうすでに投稿は削除されているようだが、4月20日、同氏は野党女性国会議員らに対し
「セクハラとは縁遠い方々」とツイッターに書き込んだ。
その後
ブログで謝罪したが、「複数の男性議員が含まれていましたので『無縁な方々』と関連付けて投稿したというのが真意です」と言い訳がましく、潔さが全くない。
この中年男性たちは何がセクハラなのかがわかっていない。こういった人が日本の国会や官僚にはいる。それが日本の現実だ。日本の#MeTooムーブメントが実るには、他国よりも時間がかかりそうだ。
<TEXT/森聖児>