不倫のあと、妻の寝顔に胸が痛む…でも恋は止められない|不倫男の胸のうち
信頼しているのは妻、恋しているのは彼女
とはいえ、タダシさんのスマホの中には彼女とのメッセージのやりとりや写真が入っている。「妻はスマホを見たりしない」と言うが、夫のスマホを覗き見る妻は少なくない。そういうことに危機感は覚えていないようだ。
「僕は世の中で妻をいちばん信頼しているんです。息子が小さいとき体が弱かったので、妻は仕事を諦めて家に入ったんですよ。今はパートで働いていますが、おそらく外でバリバリ仕事をしたかったと思う。そういう意味では妻には敬意を抱いています。ただ、お互いに同志ではあるけど男女ではないんですね、もう」
信頼しているのは妻だが、恋しているのは彼女。家族への愛情と、恋人への情熱は異なるものなのかもしれない。
「今も妻には悪いと思っています。でもこの恋をやめられない。今はそういう状況なんです」
良し悪しを問うつもりはない。これが彼の現状なのだ。
――恋する「不倫男」の胸のうち Vol.1――
<取材・文/亀山早苗>
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【亀山早苗】
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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