ハデな生活に疲れた“港区女子”が東京脱出。海辺でつかんだ本当の幸せとは?
「リゾートバイトは終わったのですが、伊豆での生活が楽しくて、思い切って市内のアパートを借りることにしたんです。
一応、彼氏には別れるつもりで連絡をとったところ、アパートの頭金は払うよと言い出しました。簡単にいうと手切れ金ですよね。3年も付き合ったのにアッサリとした別れだなと思いましたが、不思議と気持ちはスッキリしてましたね」
移住から2年半、真美さんの生活はどうなっているのでしょうか。
「伊豆市内のホテルに就職して、そこで出会ったブライダル事業の人と結婚しました。夫と古い民家を買ってリノベーションしたり、免許をとって海沿いをドライブしたり……と都内では絶対考えられないような生活を楽しんでいます。最近はサーフィンを始めようとも思ったのですが、実は先日、妊娠が発覚したんです! 子どもと行く海とか花火大会も今から楽しみですね。
たまに港区の生活を思い出して実家に帰る時に、当時の女友達と会うんですが、会うとやっぱり疲れちゃうんですよ。20代の頃は全然平気だったのに、私が歳をとったのかもしれませんね。皆、30歳越えてるのにSNSで港区で遊んでいる投稿を見ると、あのまま港区にいても結婚できなかったんだろうな……と思ってしまいますね(笑)」
都内の生活や人間関係に疲れ、思い切って地方に移住した真美さん。若い頃は都会が良いと思っても、大人になると落ち着いた暮らしを求めるのかもしれませんね。
<文/カワノアユミ>
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【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。編著書に『旅の賢人たちが作った最強ナビ』(辰巳出版)など。4月8日『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』発売。ツイッターアカウントは@ayumikawano
あのまま港区にいなくて良かったと、心から思う日々
カワノアユミ
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano
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