最後のトラブルを乗り越えて、やっとエカテリンブルクへ到着。ホテルに前泊できる喜びをかみしめながら試合当日を迎えます。
右側に飛び出してるのが、恐怖の仮設席
さて、エカテリンブルクといえば有名なのは試合の行われるスタジアム。
W杯仕様に収容人数を増やしたのですが、この仮設の座席が怖すぎると話題になりました。
一番上の高さは15階相当で、「これは
建設途中の足場?」というスケルトン構造。
これが恐怖の仮設席。落ちそう…!
W杯の観戦チケットって子ども料金の設定がなくて、0歳児だろうが80歳だろうがみんな一律の料金なんですね。グループリーグのチケットはだいたい11500円~23000円。
私は熱狂的なサポーターが集まるゴール裏が好きなのと、チケットを3枚買わなきゃいけないのとで、基本的には一番値段の安いカテゴリー3の席を買っているんですが、この試合だけはカテゴリー2を購入しました。
だってカテ3にしてあの恐怖の仮設席になったら…と想像すると、高所恐怖症の私はそれだけで足がすくみます。
うちの息子たちは
勢い余って端っこから落ちそうだし、そもそもゴール裏のはずなのに疎外感というか蚊帳の外感がものすごいし、差額の20000円は痛いけど致し方ない。
という訳で、座席はバックスタンドの上段。
テレビカメラや選手の座るベンチのある方がメインスタンドで、その向かい側の席になります。
臨場感には少し欠けるぶん、試合の流れが追いやすく全体を見渡せるので、サッカーをじっくり観るのにはちょうどいい。
観客席は1戦目のコロンビア戦とは打って変わって、
セネガルのサポーターはだいぶ少なめ。全体の1割いるかいないか、といったところでしょうか。
JMPA代表撮影
日本人サポーターの方が断然多いのですが、半数以上は地元ロシアの人々。ただ、日本のサポーターが試合前に日の丸ハチマキを配ったりしたこともあり、日本代表に好意的な人が多そうな印象でした。
試合結果はご存知の通り、2-2の引き分け。
2回勝ち越されて2度とも追いつくという、サポーター冥利につきる名勝負になりました。
前回ブラジル大会のギリシャ戦も引き分けでしたが、それとは一線を画す、次につながる貴重な勝ち点1です。
JMPA代表撮影
試合の序盤はセネガルに勢いがあり、先制されたときは「やばい」としか思えませんでした。
「こんなに強い相手にこの時間に先制されては、この後どうなってしまうの?」と。
が、意気消沈するどころか徐々にリズムをつかみ出す日本。
前半の半ば頃からはセネガルのプレスも緩くなり、序盤に感じていた力の差もまったく感じなくなりました。
そして乾の同点弾!
スタジアム全体が揺れるように沸き、周りにいる全員が立ち上がる!
と同時に、どこかから聞こえる子どもの泣き声!
どこだ!?