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「勝手に100万円貯まってた♪」がんばらない“貯金自動化”のやり方

 ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。先日「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」、通称「#なぜたま!」という本を上梓しました。お金を貯めるコツは努力ではなく、仕組みを作ることであることをお伝えしているのですが、お金を貯めたいと思った時に最初にすべきは「先取り貯蓄」の設定です。
なぜか貯まるイラスト

『ほったらかしでもなぜか貯まる!』より イラスト/藤井昌子

意志が弱くてもできる「先取り貯蓄」の方法とは?

 貯蓄ができるかできないかは、自動的に貯蓄を続ける仕組みを作っているか否かが大きな影響を与えています。貯まっている人は大抵「先取り貯蓄」をしていると答えます。  先取り貯蓄とは、お給料が入ったら、まず貯蓄額を別によけ、残りの金額で生活をまかなう方法。「できるだけお金を使わないように1ヶ月を過ごし、残ったお金を貯める」のとは、予算をもうける順番が違います。  貯蓄額・貯蓄割合を決めて先によけ、残ったお金で生活するから「先取り貯蓄」です。

先取りは月々いくらする?

 人生では、貯めやすい時期と、貯めづらい時期があります。それを考慮すると、「独身」「子供がいない共働き期」「子供が独立して定年するまで」の、いわゆる「貯め期」は、手取り収入の20~30%、子育て期は子供が小中学生であれば10%、それ以外の時期では5%程度を貯められると概ね理想的です。  定期的な貯金をしたことがない家庭では、まず、現時点で毎月絶対に使っている金額を整理します。家賃、光熱費、交際費など、今の頻度や絶対使いたい頻度を考えて、毎月必要とする予算を集計。そして、毎月入ってくる金額との差額だけを毎月の貯蓄目標金額に設定します。  最初は金額が少なくても、軌道に乗ってきたら増額すればOKです。最初から理想の割合などベストの金額は目指しません。現実的に続けやすい金額を目標とし、「まずは始める」ことが大切です。

まず「自動入金口座」をつくって自動貯蓄のしくみを

 貯蓄する目標額が決まったら、その金額を勝手に貯蓄する仕組みを作ります。  会社に財形貯蓄の制度がある人は、財形貯蓄を利用すれば、財形住宅貯蓄や、財形年金貯蓄については、合計550万円まで利子が非課税となるため有利です。  会社に財形貯蓄の制度がない人も、最近では銀行が「定額自動入金」というサービスを提供していて、こちらも便利です。  給与振込口座などから、定額自動入金サービスを備えている金融機関に、毎月一定額入金する設定をすると、手数料無料で資金を動かせることが多いです。
じぶん銀行

じぶん銀行公式サイトより https://www.jibunbank.co.jp/service/money_order/

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