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ユニクロU、今期のマストバイ3選は?発売直前の予習編/バイヤーMB

ファッションバイヤーのMBです。  いよいよ9月14日の発売が迫った今年のユニクロU。エルメスのデザインを手がけたクリストフルメールとのコラボレーションは「世界最高のデザインを世界最安で買える」と毎回話題。メルカリ界隈では高値での転売も相次ぐ激戦商品です。
ユニクロユー2018年秋冬のオンラインストア

ユニクロユー2018年秋冬のオンラインストアより https://www.uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/

 今回はそんなユニクロUの「マストバイ予想」をお届けします。過去の実績やルメールの今期の傾向から「(おそらく)買うべきアイテム」をお教えしましょう。即日で色完売・サイズ完売が出ることが多いユニクロUだからこそ予習必須です。

地味に見えるけど、ルメールらしいドレープ感

ユニクロU  ドレープツイルチュニックドレープツイルチュニック(長袖) 3,990円  通販の写真では地味に見えるためスルーしてしまいそうなアイテム、これ発売当日チェックしておいた方が良さそうです。  クリストフルメール本人のブランドである「LEMAIRE」2018AWコレクションを見ると、今回はドレープ感のあるルーズなドレスアイテムが印象的。ひらひらと裾をたなびかせたチュニックはその中でも象徴的なアイテムと言えるでしょう。そんなLEMAIREのアイテムを低価格にリプロダクトしたものがこちら。  ルメール&ユニクロUが得意とするテロンと落ち感のあるレーヨン素材を使っており、メンズライクなビッグサイズでもドレーウが生まれて女性らしい雰囲気のある表情となるはずです。  おしゃれは「他の人よりも差をつけよう」とするものですが、ベクトルを間違うとついついデタラメな「ちんどん屋」になってしまいがち。その原因は「デザインで差別化させよう」とするからです。フリルをつけたり花柄をあしらったり、過剰なデザイン志向は子供っぽくなりやすくまた安っぽい印象を生んでしまいます。  そこでおすすめなのがこうしたオーセンティックな定番デザインを「素材で差別化」するもの。ブロードやオックスフォードなどが定番のシャツですが、こちらのように落ち感のあるレーヨン素材を使って滑らかなドレープを出すアプローチをとる。こうした素材の差別化は確かな違いを感じさせてくれるものの、決して子供っぽい印象にはなりません。  3990円と安価ですが今年のLEMAIREらしさが詰まっているアイテムとなっているでしょう。

毎度ハズれないウールのロングコート

ユニクロU ダブルフェイスラップコートダブルフェイスラップコート 14,900円  毎度毎度ハズれがないのがウール素材のロングコート。元々本人のブランド「LEMAIRE」でもウールの長丈コートは得意中の得意です。  他のファストファッションコラボでは安素材を使ってしまい、素材勝負のロングコートでは印象が台無しになってしまうことも多いですが……ユニクロの素材感ならギリギリOK。LEMAIREの大人っぽい印象を崩すことがなく高級感をキープできています。こちらのアイテムもおそらく昨年なども展開したダブルフェイスのウール素材、例年少し薄手で防寒性は頼りないのですが、こちらは身幅が広く設定されるラップコート。インナーにダウンを入れてあげれば真冬でも十分使えるでしょう。  またユニクロUのコートは縫い目を内側に隠す仕立て方をしています(こちらもその様です)。縫い目が見えるとワーク調な印象が生まれ高級感が損なわれがちですが、こちらは徹底的にクリーンにミニマルに仕上げている様です。  14900円、ユニクロにしては高額ですがその価値はあると思います。
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3つ目はワンピース
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