英語から学ぶアメリカの恋愛スタイル「インスタにギャツビーする」って?
アメリカの恋愛ルールは日本とはかなり違います。
昔からよく言われるのは、付き合い始めのアメリカ人の合理性とアバウトさ。
最初の「デーティング Dating」の段階では複数人を掛け持ちしても浮気と見なされず、次の「シーイング Seeing」でやっと一人に絞るもののまだ恋人と呼ぶには早く、家族にも紹介されないなど、日本の恋愛ではありえないプロセスや恋愛用語が存在します。
さらに近頃では、ネットやSNSの影響を受けた新しい恋愛用語が次々に誕生。外国人との交際に興味はある人もない人も、豆知識として知っておいて損はない! 最新のアメリカ恋愛用語をご紹介します。
レオナルド・ディカプリ主演で映画化もされた、F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』が語源。
ギャッツビーが恋い焦がれる女性を振り向かせるため、夜な夜なゴージャスなパーティを開催するのにならったもので、意中の人に見てもらうためにセクシーなパリピ系写真をインスタに投稿する行為を意味します。
この夏、ミレニアム世代の最新恋愛スタイルとして各メディアが紹介、「バカげたトレンドだ」と話題になりました。
SNSで年齢や身長を少しだけサバ読んだり、数年前の写真をプロフィール画像に使ったりして交際相手を見つけようとする行為を、“子猫”を意味する「キティン」で表現。
ネット上の“なりすまし”を「キャットフィッシュ Catfish」、全く別人の写真を使い、年齢も大幅に偽って恋人探しをすることを「キャットフィッシング Catfishing」と言いますが、「キャットフィッシュ」はもともと“なまず”という意味の英単語で猫とは無関係。
それでもなぜか、“なりすましの程度の低い行為”には子猫を表す英単語を使うようになりました。
英語で“パン粉・パンくず”を意味する「ブレッドクラム Bread Crumbs」をもじったこの言葉は、デートに誘うことはせずにメールやSNSのちょっとしたやり取りだけで恋人候補を何人もキープしておくワザ。
まさにデジタル世代の恋愛テクニックですが、マメでないとできないうえ、横着して絵文字や省略語(Youの代わりにUを使うなど)を使いまくると相手に「こいつ、ブレッドクラミングしているな」と気づかれる可能性が高いという難点もあるそうです。
気を引くためのパリピ写真をインスタ投稿 Gatsbying(ギャツビーイング)
ネットでサバ読み&盛った写真をアップ Kittenfishing(キティンフィッシング)
恋人候補をメッセンジャーだけでキープ Breadcrumbing(ブレッドクラミング)
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