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「緑のミカン」を見たら買うべき3つの理由。美容パワーがあなどれない

ラクうま美人ごはん vol.34】  まだ早い、はモッタイナイ。 早生みかん 秋の味覚がおいしい季節になりました。スーパーの果物コーナーに行くと、リンゴと共に存在感を放っているのが、グリーンの皮をまとった「早生(わせ)みかん」。早生みかんとは、9月~11月頃に登場する果皮に青みが残っている温州みかんのこと。果肉がジューシーで酸味がやや強めなため、甘酸っぱい味わいが特徴です。まだまだ甘くないし、おいしくないでしょ、なんて考えていたら、モッタイナイ! じつは、完熟ミカンに比べてダイエット・美容にうれしいポイントがたくさんあるのです。  そこで今回は、「早生みかんが持つ“優れた美容パワー”」を3つにまとめてご紹介したいと思います。 早生みかん

(1)ビタミンCが多い

早生みかん⇒35mg 普通みかん⇒32mg ※100gあたりのビタミンC含有量(じょうのう部分) 文部科学省食品成分データベースより  早生みかんの味の特徴としては、甘味だけでなく、「酸味」を程よく持っている点です。これは、美肌づくりや免疫力に関係する「ビタミンC」の含有量にも影響を与えていて、普通みかんと比較すると1割程度優位になっています。これ、2個3個と食べることを考えると、微量とは言えないはずです。

(2)注目成分「β-クリプトキサンチン」が豊富

 2015年から始まった「機能性表示制度」において、生鮮食品第一号として認められたのが、三ケ日ミカン(静岡)の「β-クリプトキサンチン」。この成分は、疫学調査などによって、女性の閉経後の骨粗鬆症リスクを低下させたり、2型糖尿病等の生活習慣病の予防に有用であることが示唆されています。  つまり、加齢と向き合う(寄り添う?)女性にはありがたい栄養素であるということ。その含有量は温州みかんに多く、特に早生には豊富に含まれていることがわかっています。 早生みかん⇒1900μg 普通みかん⇒1700μg ※100gあたりのβ-クリプトキサンチン含有量(じょうのう部分) 文部科学省食品成分データベースより 参考:農研機構サイト http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/062031.html
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「すじ」や「薄皮」に豊富な栄養素とは?
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