Fashion

ヒョウ柄でも「関西のおばちゃん」風にならないポイントは?

モードをリアルに着る! Vol.58/小林直子】

 ファッションの世界で繰り返し提案されるプリントの1つにアニマルプリントがあります。


 豹(ひょう)を筆頭に、ゼブラ、牛、タイガー、蛇など、動物の模様そのままの柄をプリントにした生地を使った衣服は何度も何度も繰り返し、コレクションに登場します。

 今年の秋冬は多くのブランドがアニマルプリント、特に豹柄を使用したルックを発表しました。


日本では、豹柄=「関西のおばちゃんが着るもの」?


 豹をはじめとするビッグキャット類の毛皮は1800年代から「ストロングウーマン」が着ていたようで、今でも豹の毛皮を身に付けた女性のイラストが残っています。

 そこから始まり、1920年代、30年代ではハリウッド女優たちが、そして第二次世界大戦後、豹柄プリントの生地の登場によって、一般の女性たちの多くが着用するようになり、豹柄は現代に至ります。


 ジュエリーブランドであるカルティエも、クリエイティブディレクターであったジャンヌ・トゥーサンのニックネームが「パンテール」であったことから、今でもそのアイコンはパンテール、つまり豹です。

 豹はエレガントで、かつ自由で独立した女性らしさの象徴あると西洋では考えられています。

ヒョウ柄

豹柄は、関西のおばちゃんが着るもの?

 ひるがえって日本では、豹柄はなぜか「関西のおばちゃんが着るもの」と認識されて久しく、何度も何度も繰り返しコレクションで提案され、店頭に並んでも、多くの人が身につけるには至っていません。

 しかし、「関西のおばちゃん」の皆さんが十分に魅力的でエレガントであるのと同様に、豹柄もシックでエレガントな柄であることは間違いありません。

マックスマーラの豹柄ルックがシックでエレガント!


 たくさんの豹柄のルックが登場した今シーズン、日本でごく普通の人が真似できる、何かいいルックはないかと思って見つけたのがこのマックスマーラの豹柄のルックです。



 黒、ライトグレー、ダークグレーの豹柄のショートコートにグレーのニットワンピースに同色のタイトなパンツ、黒いTストラップのついたハイヒールに豹柄のバッグ、そして手袋だけがフューシャピンクというこのルックは、シックでエレガントを絵に描いたようで、多くの人が想像する「関西のおばちゃん」風の豹柄ルックとは異なるものでしょう。

 マックスマーラというブランドが提供するのはいつでも働く女性のための基本的なワードローブですから、このグレーの豹柄ルックは、ごく普通に仕事をして生活し、日常生活から浮かぶことのないおしゃれを楽しみ、地に足のついた、自分の人生を楽しむ女性にうってつけというわけです。

 ではそんなマックスマーラの豹柄ルック、私たちも真似してみましょう。

次のページ 
「関西のおばちゃん」にならないために●●を少なく

1
2




あなたにおすすめ