ほうれい線を消す9つの対策。最旬コスメから顔体操まで
年齢を重ねるとともに、口の両脇に目立ってくるシワ「ほうれい線」。対策をしたいと思っても何から取り組めばいいのかわからない…ということも多いのではないでしょうか。今回は、エクササイズからメイク、マッサージ、スキンケアまで、憎きほうれい線を予防する・消す・薄くする方法をご紹介します。
まずは直球のアプローチから。美容鍼は、人間が持っている自然治癒力を引き出し、シミ・シワ・たるみ等のエイジングの悩みを改善すると最近話題になっています。
細い鍼を顔面に刺し皮下細胞に刺激を与えるコトにより、肌の本来の再生能力が壊れた組織を修復しようと働き、新陳代謝が活発になり、コラーゲンやセラミドの分泌が促進され、血行もよくなりターンオーバーを促すと言われています。
アラフォーの筆者が、再生能力を刺激しまくってもらおうと施術してもらいました。
人生初の鍼の感想は、「チクッとするけど痛くはない……けど、刺さってる感はある」でした。数分の内に顔のまわりを中心に34本もの鍼を刺していきます。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=865033
パッと見、よく分からないかもしれませんが、よくよく見てみてください。アゴ当たりのラインがスッキリして、目がパッチリしているようにみえませんか!?
毎日何人もの人に美容鍼を施術している鍼灸師の先生曰く、
「血行を促進しムクミ改善に働きかけるので、小顔はもちろん、目元と目の周りのめぐりも良くなり、目がパッチリする方が多いです」
とのコト。
前述のように、筆者は取材で始めた美容鍼でしたが、今ではすっかりハマり、定期的に通っています。ほうれい線だけでなく、シミや目尻のシワ・等まで薄くなってきた気も!
●美容鍼で若返り?人生初ハリ体験レポ「痛いッ!でも…もっと」
ほうれい線ができる原因はいくつかありますが、大きな原因はお肌の深部(真皮)の劣化。真皮内のコラーゲンとエラスチンが、加齢や紫外線などで減少したり劣化して、ハリ・弾力を失って垂れてくるのです。結果、ほうれい線という深いシワが刻まれてしまいます。
このシワのメカニズムを研究したシワ改善のための化粧品「シワ改善美容液」が、ここ数年大ブームです。
●「リンクルショット メディカル セラム」(ポーラ、20g、14,850円・税込)
2017年、日本初のシワを改善する医薬部外品として認証された美容液。これが超ヒットとなり、シワ改善ブームが巻き起こりました。
ポーラが、真皮成分の劣化を抑えてシワを改善する有効成分「ニールワン」を発見。普通のコスメは角質層までしか届かないところ、「リンクルショット」は真皮まで届く処方で、コスメ界が騒然としたものです。
【関連記事】⇒「あれっシワが…!?」世界でひとつのシワ改善コスメ、使った人に起きたこと[PR]
2019年10月に誕生して同年のコスメアワードを席巻した美容液「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」は、表面的な細かいシワ(面ジワ)と、ほうれい線などの深いシワ(線ジワ)、2層のシワを改善する設計を100種類以上のオイルを試すなど、研究に研究を重ねて開発された美容液。
●「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」(ディセンシア、30ml、7,150円・税込)
「『ダブルリンクルレイヤー設計』といって、硬化して折れた角層に柔軟性を与えると同時に、真皮コラーゲン生成に必要な有効成分をしっかりと届けるための浸透ルートを確保しました。これによって、細かいシワ、ほうれい線などの深いシワのどちらにもアプローチします」(DECENCIAの角田日向子さん・談)
使用感も、オイルなのにベタベタせず、浸透力が高くて素早いハリが実感できると大評判です。
ほうれい線対策ができる美容液としては他にも、「エリクシール リンクルクリーム」(資生堂)、「リンクル リフト セラム」(カネボウ)など、医薬部外品が続々と出ています。
●シワ改善コスメがヒット、敏感肌さんに「DECENCIA」が支持されるわけ
美容液は、長い時間をかけてシワ改善するのに対して、即効性があるのは美容クリニックによる施術です。ほうれい線を消すにも色々な施術がありますが、高須クリニック・高須克弥院長によると「一番ベーシックなのは、ヒアルロン酸の注入。ほうれい線の溝に沿って、注射でヒアルロン酸を注入します」。約1年間効果が持続するものの、ヒアルロン酸がゆっくり体内に吸収されて効果が消えるとのこと。
美容施術までお金をかけられない人のために、最近では貼る美容液「ニードルパッチ」も登場しました。
たとえば「メディリフト3Dマイクロフィラー」(ヤーマン)は、シートにびっしり、細かい針状にしたヒアルロン酸が付いています。その数2000本。このシートをほうれい線に貼って寝るだけで、ヒアルロン酸が角質層に溶け出すのです。
注射と違って真皮に注入できるわけではないですが、日ごろのお手入れとして注目されています。
ほうれい線ができる原因には、お肌内部の問題のほか、「顔の筋肉(表情筋)の衰え」もあります。表情筋が劣化すると、顔がたるんで下がってくるのです(ボディの筋肉が衰えると全身がたるんでくるのと同じですね)。 そこで、“顔の筋トレ”を提唱する専門家もいます。
まずは、「顔ヨガ」を提唱してたくさんの著書がある間々田佳子先生直伝のエクササイズ「ほうれい線プレス」をご紹介しましょう。
「ほうれい線は、顔にしわが刻まれたことでできた線です。洋服にしわができたらアイロンで伸ばして消しますが、同じように顔のしわも舌で“ほうれい線プレス”をし、伸ばしてあげましょう」(間々田佳子先生)
<ほうれい線プレスをマスターしよう>
(1)舌先を口の内側から右のほうれい線に沿わせながら、アイロンがけをするように強い力でプレスする。しわを消すイメージで舌を3回程度上下させる。
(2)左のほうれい線も同様に。
間々田さん曰く「右3回・左3回×2回を1セットとして2セット程度を1日1回は行いましょう。何回行なってもいいので、気がついた時にするといいでしょう」とのこと。ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、マスクをしっぱなしだと、ほうれい線や、唇の横に入るマリオネット線ができやすくなるそう。
「マスクをしている安心感からか表情筋を使わなくなって、マスクで隠れた部分を衰えさせる原因になりやすいんです。それから、マスクをすることで、鼻呼吸でなく口呼吸になってしまいやすく、結果的に口輪筋が緩んでたるみにつながりやすいんです」
年中マスクをしている人が増えていますが、要注意ですね!
●たるんだ顔は「ほうれい線プレス」で伸ばす!プロが教える顔エクササイズ
次に紹介するのは、顔筋コーディネイターとして世界的に活躍するKatsuyoさんが考案した「顔筋コーディネート(R)」です。
Katsuyoさんによると、表情を作っている顔の筋肉=顔筋(表情筋)が、ストレスや緊張で、硬く凝り固まってしまった人が多くいるそうです。
たとえば、笑っても口角が上がらないのは顔筋が固まっている証拠。この顔筋のコリを放っておくと、シワやほうれい線が深く刻まれてしまう原因になるというのです。
そこで、顔筋をほぐすのが「顔筋コーディネート(R)」。どのようにほぐすのか、4ステップを覚えていきましょう。
1:耳の横のリンパを刺激
人差し指と中指で耳を挟み、ごしごしと上下にマッサージ。耳下腺を刺激しながら顔面神経束も刺激します。10回ほどこすりましょう。一日何度でも行ってよいそうです。
2:頬骨から顎骨までコリを押し出す
まず、口を“あ”の字にあけます。そして、頬骨から下顎骨に向かって垂直に下へ流すイメージでマッサージ。頬骨から耳のつけねまで5回流しましょう。これを3セット~5セット行います。
3:頬骨の下をほぐす
こぶしを頬骨の下にあてて、ぐるぐると小さく回すようにマッサージします。こぶしの第二間接を骨の下にしっかりとつけて痛気持ちよいほどの強さで小刻みに回しましょう。小鼻の横から耳のほうまでこぶしを移動しながら行います。これも3セットから5セットマッサージしましょう。
4:口角を上げる
人差し指をコの字に曲げ、指で口角のお肉を頬骨までぎゅっと持ち上げて下から上に3回、内側から外側へ3回、指をぴったりと頬骨の下にくっつけて動かしましょう。即効で口角が上がります!
3セットから5セット行いましょう。ポイントは指を頬骨下にしっかり固定することと、目の下にシワが寄らない程度の力です。
4ステップを覚えるのは慣れが必要かもしれませんが、その分効果が期待できそう!
●老け顔・疲れ顔にオサラバ!「顔筋コーディネイト」で愛され顔に
Contents
ほうれい線を消す対策1:美容鍼で若返り
ほうれい線を消す対策2:大ブームの「シワ改善美容液」
ほうれい線を消す対策3:もう1つの「シワ改善美容液」
ほうれい線を消す対策4:ヒアルロン酸の注入は手っ取り早い
ほうれい線を消す対策5:顔のエクササイズ「ほうれい線プレス」
ほうれい線を消す対策6:「顔筋コーディネイト」 でシワを予防
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