インフルエンザの妻に、エリート夫から来た冷酷メール。口癖は「俺の時給わかってる?」
絶対に謝ったり折れたりしない夫
その週末夜、昇太さんが飲みに外出した後、娘が嘔吐をしました。
「病院に連れて行くにも夫が不在で車が出せなくて、タクシー拾うにも私も熱があったのでフラフラで…。救急相談室に電話して対処法を何回か相談して、翌朝まで様子を見たんです。
明け方、飲みから帰宅して寝ていた夫を起こし、車を出してもらいました。娘は胃腸炎も併発していて、点滴を打って…それから2週間ほど通院したんですが、その間も家事を手伝うことは一切なくて、帰宅したら一人で映画を観てるんですよ」
そんなある日、昇太さんからメールが来ました。
「洗濯物もたまっているし、共有スペースくらいは居心地よく使えるようにできないの? 流し台も汚いし、冷蔵庫の食材も無駄になりそうなのがあるけど」
たまりかねた明子さんは、こう返信。
「病気の時ぐらい手伝ってくれたらどう? 洗濯物たまっているの、あなたの分なんだから」
すると、昇太さんからの返信は、「じゃあ、俺の家事は一切やってくれなくていいので」と一言。
明子さんが何か反論すると、いつも「じゃあいい」「じゃあ離婚」「じゃあいらない」という反応で、絶対に謝ったり折れたりしないのです。今までのエリート人生では、そんな態度ですんでいたのかもしれませんが…。
離婚しても、夫は気楽な独身生活に戻るだけ
吉川リサコ
コラムニスト。港区女子として最高「月間100人」の合コン経験で、多くの男女を見てきた
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