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一度食べると後戻りできなくなる危険なカレー味の菓子って?/カレー沢薫の「ひきこもりグルメ紀行」

リピーターという名のジャンキーが存在すると思われる

 このように、この半熟カレーせんは非常にクセになる菓子なのだ。  カレー味の揚げ煎餅と言われたら1枚食えば十分な気がするのに、その不思議な食感がクセになってしまい、一袋があっという間に消える。  仙七の商品は通販も出来るが「商品によっては1か月待ち」とのことなので、各地に相当数のリピーターという名の仙七ジャンキーが存在すると思われる。責任はとれないが一度取り寄せてはいかがだろうか。  ちなみに「煎餅屋仙七」だが、このような先進的な商品を作っているので新しい会社かと思いきや、元は昭和7年から続く老舗なのである。  しかし新しいことにも挑戦的なようで、革新的な商品開発をしながらインスタグラムもやっており、インスタ映えする煎餅写真が並んでいる。

しょうゆを使った商品には自信があるよう

 カレーせんや餃子焼生煎餅など、若者が興味を示しそうな商品を作っている一方で、スタンダードな昔ながらの煎餅も多い。特に「醤油名匠」を受賞しているというだけあって、しょうゆを使った商品には自信があるようだ。 「醤油名匠」とさらっと言ったが、多分みんな知らないだろう。  2003年からはじまった、日本醤油協会主催の醤油使いの名人を表彰する賞だそうだ。世の中にはいろんな賞がある。ひとつぐらい間違って私に与えられないのが不思議なぐらいだ。
「醤油名匠」を受賞。「煎餅屋仙七」公式サイトより

「煎餅屋仙七」公式サイトより

 しかし仙七が与えられている「醤油名匠」は間違いではないので、ここのしょうゆ商品は間違いなく美味いと言っていいだろう。  半熟カレーせんは、一度食べると後戻りできなくなる危険性があるので、まずスタンダードな醤油から挑んでみてはどうだろうか。 <文・イラスト/カレー沢薫> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
カレー沢薫
かれーざわ・かおる 1982年生まれ。漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』で漫画家デビュー。主な漫画作品に、『ヤリへん』『やわらかい。課長 起田総司』、コラム集に『負ける技術』『ブスの本懐』『やらない理由』などがある
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