「彼は複数の女性誌を定期購読していて、
女性のファッションを研究するのが趣味でした。今は何が流行っているとか、服のバランス、季節感などかなり厳しかったです。一緒にいて正直不愉快でした」

陽子さん自身も、着ている服をダメ出しされたり、「
これ流行ってるから」とアイテムを押し付けられたりと自分の感性を否定され続け、徐々に彼にゲンナリしていったそうです。
結局、陽子さんは10カ月ほど付き合いましたが、耐えきれなくなり別れを決意。それから数年後に今の夫と出会い、現在は幸せに暮らしています。
「あのときは“愛はお金だ”と思っていましたが、ハイスペック男子と実際に付き合って価値観の違いに苦しみ、
結局身の丈に合った人と付き合うのが一番だと気づきました。おいしいものを一緒に食べて“おいしいね”と言い合う、自分が好きなものを着て“いいね”って言ってもらうなど、
一緒にいて楽な人といるのが一番幸せですよね」
結婚は、生活。お金はないよりもある方がいいのかもしれませんが、精神的に安らかでいられる相手であるのが、一番のよう。ハイスペック男子探しをするとしても、しっかり相手の価値観を見抜くことが、理想の結婚相手を見つけるポイントなのですね。
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シリーズ「ハイスペ男の裏の顔」 ―
<文/関由佳>
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筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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