松坂桃李似の年収2000万エリート、趣味が原因で彼女にフラれ…「キモいんだけど」
男女問わずアイドルが好きな方は多いと思いますが、熱狂的すぎるのはファンとなると話は別。
「アメリカの大学に留学していたころからの友人で、今もたまにご飯を食べに行くS君は、外資系企業でマネージャーを務めるエリート。でも、ある地下アイドルの大ファンで、毎週末開催のライブはほぼ欠かさず行っているそうです」
男友達のウラの顔をそう暴露するのは、矢島文香さん(仮名・32歳/製薬会社)。Sさんはもともとアイドルに興味がなかったそうですが大学卒業から数年後、転職して日本で働くことになった彼と再会したきは、すでにアイドルファンになっていたそうです。
「YouTubeでアイドルの動画を見ているうちに好きになったそうです。最初はAKBなどのメジャーなグループが好きだったそうですが、のめり込んで行き着いた先が地下アイドルだったみたいです。
日本に帰国したのもキャリアアップのためではなく、『生でアイドルのライブが見たかったから』って本音を明かしてましたから(笑)」
ちなみにSさんは俳優の松坂桃李似のイケメンのうえ、推定年収はなんと2000万円! 毎週末、ライブ会場でサイリウムを振り、大声で地下アイドルに声援を送っていたとしても結婚相手としては間違いなく優良物件です。
それだけに相手からアプローチされることも多く、3歳年下の元カノとも向こうから押し切られる形で付き合うことに。本人も結婚を意識し始めていたころで、交際自体に抵抗はなかったようですが、さすがに地下アイドルのことは秘密にしていました。
「けど、彼女がいてもS君が優先したの地下アイドル。土日も出張や休日出勤とウソをついてライブに通っていましたが、それを彼女が浮気をしているんじゃないかと不審に思ったんです。
で、彼女が泊りに来たときにこっそりスマホを覗き見ると、浮気の証拠の代わりにあったのは地下アイドルの大量の画像と動画。それでバレてしまったんです」
物販で購入したアイドルのTシャツ姿のSさんが満面の笑みで推しメンのメンバーと写っている画像があり、それを見た元カノは吐き捨てるように「キモいんだけど」と言ったとか。
「しかも、彼女はS君がライブに行くことを許そうとせず、これに彼が反発してケンカ別れになったんです。その後、彼女は周りに『アイツは地下アイドルに狂ったロリコンのキモヲタ!』と吹聴して回り、会社でも“残念なイケメン”として見られるようになったんです」
ただし、当のSさんはあっけらかんとしており、ショックを受けた様子はありませんでした。
「今までのように地下アイドル好きを隠す必要がなくなったので開き直ってますね。彼に言い寄る女性は少なくなりましたが、アイドル好きの上司や後輩社員から話しかけらたりして、『人前で堂々とアイドルのことを話せるようになった』と言っていましたから」
元カノと別れて以来、Sさんはフリーのまま。結婚はしたいと考えているようですが、「地下アイドル好きであることを受け入れてくれる女性がなかなかいない」との悩みもあるようです。
「そのせいかこの前、S君から『お互いこのまま恋人がいなかったら結婚しようか?』って言われたんです。実は、私は嵐の大ファンでツアーも毎年観に行っていて、男女の違いはありますがアイドルには理解があるつもり。
嵐は来年末で活動休止になっちゃうし、そのタイミングで結婚も悪くないかなって。だから、前向きに考えておくねって返事しました」
アイドルファンは熱狂度によって人からドン引きされることもありますが、なかにはまったく気にならない人もいます。
「今はまだ曖昧(あいまい)な関係」と話す文香さんですが、思わぬ形で春が訪れることになりそうです。
― シリーズ「ハイスペ男の裏の顔」 ―
<文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ>
もちろん悪いことではありませんが、内心ちょっと引いてしまう人もいるのではないでしょうか。
YouTubeがきっかけでアイドルファンに
彼女より地下アイドルを優先させて破局
アイドル好きを元カノにバラされるも特に困らず
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。