――あとは、カンニング竹山が「池江さん、絶対に治る!絶対に治ります!」とツイートしたのも賛否両論でした。「治るなんて断言できるのか?」と。高須院長も、「治ります。世界が応援してます。完治をめざしましょう」とツイートしましたね。
高須「だって実際に、けっこう治るんだもん。他のがんもそうだけど、白血病も治癒率が高まってる。
それに、『治る』って言われたほうが本人にとって嬉しいでしょう?
患者さんには、希望しか与えちゃいけないんです。医者が、治療のリスクとか説明するのは必要だけど、患者さんを絶望させちゃダメ。
僕は浄土真宗の僧侶でもあるから、いよいよ危ない患者さんには『極楽往生間違いなし!』って言うからね」

高須克弥院長、浄土真宗の得度式
――患者さん自身がネットで生存率でもなんでも調べられる時代だから、「絶対治る」と言われても事実というより「励まし」と受け取るでしょうね。高須院長も昨年、全身がんだと公表しましたが、言われて困ったことはありますか?
高須「
『死ねばいいのに』ってツイッターに書き込んでくる人が結構いたよ(笑)。
あと、『この薬、効きますよ』ってサプリとか漢方薬とかくれる人がすごく多い。僕、医者なのにだよ? 『がん友の会』の麻雀仲間にあげちゃったりしたけどね。お守りも山ほどもらったけど、浄土真宗の僧侶だからお守りを身につけちゃいけないんだよね(笑)」
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高須院長に取材した翌日の16日、こんどは橋本聖子議員(自民、日本オリンピック委員会副会長)の発言が物議をかもしています。講演で、「私はオリンピックの神様が池江璃花子の体を使って、オリンピック、パラリンピックというものをもっと大きな視点で考えなさい、と言ってきたのかなというふうに思いました」などと語ったことに、ネット上では批判が殺到。
一方、橋本議員も難病を乗り越えてオリンピックに出た人だけに、擁護する声もあがっています。
もう、静かに池江選手を見守ったほうがいいんじゃないでしょうか。
<文/女子SPA!編集部>