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「あと一歩で不倫してた」妻を思いとどまらせた、不器用な夫のひと言とは

「いて当たり前」だった夫婦関係に変化が

 長年つきあってきた人だ。この先、子どもたちが巣立っていっても寄り添って生きよう。メグミさんはそう決意したという。 「不思議なものですよね。翌日会社に行って上司の顔を見ても、前の日のようなドキドキ感はなくなっていた。彼でなければいけないというわけじゃなく、私は恋する自分を楽しんでいただけなんでしょうね」  夫がそれから急にやさしくなったりこまめになったりしたわけではない。ただ、月に1、2回、ふたりで深夜にワインを開けたり、日曜日のスーパーの買い物についてきたりするようになった。 「前より会話は増えましたね。今までしなかった仕事の話もするようになった。夫も中間管理職になって、いろいろつらいこともあるんでしょう。お互いに職場の愚痴を言ったり励まし合ったりすることは多くなりました」  いて当然の関係を、以前よりポジティブにとらえることができるようになったとメグミさんは言う。 ―夫婦再生物語 Vol.3― <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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