気になる彼が部屋に来たら、エアコンが大惨事…からの意外な結末は?
気になる男性を初めて自室に招くのはドキドキしますよね。
実際の自分よりも良くみせたくて過度に掃除してみたり、時には知られたくない本性を見られてしまう事も…。
内藤夏菜子さん(仮名・24歳・書店員)は、昨年から通い出したクッキングスクールで知り合ったFさん(27歳・会社員)の事が気になっていました。
「よく同じグループになって一緒に料理を作っているFさんは、すごく手際が良くて『いつか奥さんと子供に僕の手料理を食べさせるのが夢なんだよね。今は彼女すらいないけど…』なんて言っている可愛いらしい人なんですよ」
話してみると、お互いアクション映画が好きな事が分かり何度か映画デートを繰り返した2人。
「そろそろお付き合いに発展しないかな?と思っていたら、Fさんから『僕の作った塩麹(しおこうじ)もらってくれない?いっぱいあるから』とLINEがきたんですよ」
もちろん、是非欲しいと返信した夏菜子さん。
「するとFさんが『夏菜子さんの家、○○駅の近くだって言ってたよね?明日、近くをバイクで通るから良かったら届けに行くよ』と言ってくれたんですよ」
なんとしても自室にFさんを招いて、美味しいコーヒーでも出して…お付き合いのとっかかりにしたいと考えた夏菜子さんは部屋の大掃除を始めました。
「水回りの掃除を重点的にし、シーツもベッドカバーも新品のに変えて、チリひとつ落ちていない完璧な状態に仕上げて、更に花まで飾りました!普段はそんな事まずしませんが(笑)」
翌日、塩麹を届けてくれたFさんをコーヒーに誘うと喜んでついて来てくれたそう。
「私の部屋を可愛いと言ってくれて、美味しそうにコーヒーを飲んでくれたのですが…Fさん、めっちゃ汗ばんで暑そうにしていて」
実は夏菜子さん、クーラーの風があまり得意では無くサーキュレーターで過ごしていました。
「あわててクーラーのスイッチを入れたのですが、そしたら綿ぼこりみたいのがボンボン出てきて“やっちゃった!”と思いました…私、冬に暖房つけてから今までエアコンの掃除をしてなかったんですよ」
綿ぼこりをよく見ると、塩粒ぐらいのダニが何匹もうごめいていて気絶しそうになる夏菜子さん。
「私は虫が苦手なので『ひぃぃぃ!』と叫んで震えていたら、状況を察したFさんがすぐにスマホで検索して、エアコンクリーニングの業者に電話してくれたんですよ」
気になる彼を自宅にお招きしたくて…
暑そうな彼のためにクーラーをつけたら綿ぼこりがボンボン
1
2