「おしりエクボ体操」で股関節痛を防ぐ。ハイヒール、座り仕事の人は要注意
まずは自分自身の生活習慣を振り返って、以下の三つをチェックしてみてください。
1 ぺちゃんこ座り(割り座)や横座りをする
2 座っている時間が長く、運動不足
3 ハイヒール、かかとのソールの高さがあるウォーキングシューズ、スリッパを履く
どれか一つでも当てはまるものがあるでしょうか。
実はこの三つ、日本人女性に多い習慣ワースト3だそう。なんのワーストかというと、ずばり「股関節を衰えさせる習慣」のワーストです。
「立つ、歩く、しゃがむなど、日常的な動作の要であり、体を支える土台となっているのが股関節です。最近は、その股関節にトラブルを抱えている人が多く、若い人でも股関節に負担をかける生活習慣から股関節が衰えている方が驚くほどたくさんいます」
そう言うのは、『奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!』の著者で銀座プラス代表の佐藤正裕さんです。
「衰えた股関節をきちんとケアしないで放置していると、深刻な病気を招くリスクが高まります。股関節痛が出たり、変形性股関節症を発症する事態にも。以前は高齢者の病気だった変形性股関節症も、最近では若年化してきており、30代~40代で発症するケースが増えています」(佐藤さん)
変形性股関節症とは、骨の表面を覆ってクッションの働きをしている関節軟骨が擦り減ってしまう病気で、激しい痛みとともに動きに制限が生じ、やがては生活に支障をきたすことにもなってしまいます。
佐藤さんは、病院で「手術するしかない」と言われた変形性股関節症の患者をエクササイズだけで回復させてきたという、まさに「奇跡の理学療法士」。症例は3000以上という股関節のスペシャリストです。
ではそのエクササイズというのはどんなものなのでしょうか。
「股関節が正しい位置におさまり、本来の機能を最大限に発揮するために必要なのが、股関節を支えるおしりの筋肉です。そこでカギとなるのが『おしりエクボ』なんです」(佐藤さん)
おしりエクボとは、おしりの穴をキュッと締めたときにおしりの左右にできる、やや大きめのくぼみ。おしりの奥にある筋肉がしっかり働いているかが分かる目印です。子どもにはみんなおしりエクボがありますが、大人になると出なくなってしまう人も少なくありません。これこそ、生活習慣などでおしりの筋肉が衰えてしまっている証拠。
しかも、おしりの奥の筋肉は普段の生活の中では鍛えにくいという弱点があるのです。
「筋肉をよみがえらせるには、おしりエクボ体操がもっとも効果的です。1日たった5分の、誰でも簡単にできる体操です。おしりエクボがキュッと出るおしりになって、健やかで若々しい股関節をキープしましょう」(佐藤さん)
ここでは、もっとも手軽にできるおしりエクボ体操「つま先立ち」体操をご紹介します。
1 腰に軽く両手を当て、真っすぐに立つ
左右の足は平行に4~5cmあけ、両手は腰に軽く当てて姿勢よく立つ
2 かかとを上げ、つま先で立つ
かかとをしっかり上げてつま先立ちしたら、左右のかかとと可能ならひざもくっつける。おしりの穴をキュッと締めて全身が伸びるイメージで10秒キープ。ぐらぐらして前に傾いたり、姿勢が保てない人は腹筋が弱い証拠。おなかにぐっと力を入れて行って
POINT
かかと同士をケンカさせるように力強くギュッと合わせる
3 1と2を5セット行う
佐藤さんの著書『奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!』では、おしりの筋肉を鍛えて全身を若返らせる、さまざまな体操や生活習慣などを詳しく紹介しています。
冒頭の生活習慣を見ると、ハイヒールでデスク仕事の女性などは、股関節が衰えてる可能性が相当高そう。まずはおしりにちゃんとエクボがあるか確かめてみましょう。
【佐藤正裕さん】理学療法士。銀座プラス代表。順天堂大学医学部付属順天堂医院リハビリテーション室、股関節専門整体院での臨床経験を通じて、年間約200~300症例に及ぶ股関節の痛みに携わる。
<文/女子SPA!編集部 モデル/Asami 撮影/山川修一 イラスト/きくちりえ(Softdesign)>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
1 ぺちゃんこ座り(割り座)や横座りをする
2 座っている時間が長く、運動不足
3 ハイヒール、かかとのソールの高さがあるウォーキングシューズ、スリッパを履く
どれか一つでも当てはまるものがあるでしょうか。
実はこの三つ、日本人女性に多い習慣ワースト3だそう。なんのワーストかというと、ずばり「股関節を衰えさせる習慣」のワーストです。
変形性股関節症がエクササイズで回復!
ではそのエクササイズというのはどんなものなのでしょうか。
1日5分のおしりエクボ体操で、衰えた股関節が改善
「筋肉をよみがえらせるには、おしりエクボ体操がもっとも効果的です。1日たった5分の、誰でも簡単にできる体操です。おしりエクボがキュッと出るおしりになって、健やかで若々しい股関節をキープしましょう」(佐藤さん)
ここでは、もっとも手軽にできるおしりエクボ体操「つま先立ち」体操をご紹介します。
1 腰に軽く両手を当て、真っすぐに立つ
左右の足は平行に4~5cmあけ、両手は腰に軽く当てて姿勢よく立つ
2 かかとを上げ、つま先で立つ
かかとをしっかり上げてつま先立ちしたら、左右のかかとと可能ならひざもくっつける。おしりの穴をキュッと締めて全身が伸びるイメージで10秒キープ。ぐらぐらして前に傾いたり、姿勢が保てない人は腹筋が弱い証拠。おなかにぐっと力を入れて行って
POINT
かかと同士をケンカさせるように力強くギュッと合わせる
3 1と2を5セット行う
佐藤さんの著書『奇跡の理学療法士が教える 最強の股関節セラピーで体はみるみる若返る!』では、おしりの筋肉を鍛えて全身を若返らせる、さまざまな体操や生活習慣などを詳しく紹介しています。
冒頭の生活習慣を見ると、ハイヒールでデスク仕事の女性などは、股関節が衰えてる可能性が相当高そう。まずはおしりにちゃんとエクボがあるか確かめてみましょう。
【佐藤正裕さん】理学療法士。銀座プラス代表。順天堂大学医学部付属順天堂医院リハビリテーション室、股関節専門整体院での臨床経験を通じて、年間約200~300症例に及ぶ股関節の痛みに携わる。
<文/女子SPA!編集部 モデル/Asami 撮影/山川修一 イラスト/きくちりえ(Softdesign)>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 


