Fashion

もう服の買い物で失敗しない「試着ポイント」9つ。セールは特に注意

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。お洋服をお店で購入する際、店内では「自分に似合ってる!」と確信をして購入したものの自宅で着たら途端に似合わなくなった……という事態に陥ったことはありませんか?  これ、けっこう買い物あるあるな話ですよね。お洋服が好きな方ですら時折、こうした失敗を繰り返すことがあるので本当に買い物って地味に難しいです。そこで今回は、似合うと思って購入した服が似合わないと感じる原因、そして買い物時の対策についてご紹介します。

家に帰るとなぜ似合わない?

家に帰るとなぜ似合わない? 気に入って購入したはずの服が似合わないと感じる。その原因は様々ですが、1番多いのが試着時にパッと見た印象で判断してしまうことが挙げられます。とくにお洋服を試着した際に正面のシルエットだけを見てなんとなく良いかなと判断してしまうケースが非常に多いのですね。  自宅に帰って同じように着てみたら、試着時には気づかなかった服のツッパリ感、後ろのシルエット、身長に対して服の丈感が合っていないなど細かい部分で違和感を覚えてしまうのです。  そうならないためにも、試着は時間をかけてじっくり吟味してから購入することをオススメします。試着室は鏡との距離が近いため、冷静にジャッジしにくい環境なのでパッと見で決めてしまわないように気をつけましょう。

失敗しないための「試着9ポイント」

失敗しないために試着で考えるべきこと では次に、お買い物の失敗を防ぐために試着時に気をつけるべき9つのポイントをご紹介いたします。少々面倒くさいと感じるポイントもありますがより確実に失敗しないためのチェックリストですので、ぜひ意識してみてください。 (1) 全体のシルエットは正面・サイド・バッグを確認 (2) パンツは、お尻・太もも・ふくらはぎ・裾幅のシルエットを確認 (3) スカートは下腹部・腰・お尻まわりに肉感がないか確認 (4) トップスはデコルテ・二の腕・バストの肉感がないかを確認 (5) 服を着たときに、いつものサイズより細く見えるかを確認 (6) 1度試着室から出て、遠目の距離から自分の姿を確認 (7) 合わせられそうな手持ちの服を想像して、着こなしをイメージする (8) 野暮ったく見えるパーツはないか、あれば着こなしでどうカバーするかを確認 (9) 1度服を脱いで、ひと通りお店を回ってもう1度同じ服を試着する  とくにオススメしたいのが、時間をおいて同じ服を2回試着することです。デザインも値段も手頃だと、手放したくない一心で即決してしまいがち。ですが、着た瞬間に上記のポイントが全てクリアにならない時は、すぐに決めずに2回試着をしましょう。2回目に着たときに「やっぱりこれはいいな」と確信を持てたら購入、持てない場合は購入せずに要検討するくらいの慎重さが必要です。

試着慣れをすることが失敗を防ぐ1番の近道!

 そもそも試着ってすごく面倒です。着脱もしんどい、購入する前に思考を巡らせるのもしんどい。2~3店舗を回った結果、何も買わなかった日には「今日なんのために街に繰り出したんだっけ?」といった後悔に苛(さいな)まれる日もあります。  それでも、時間をかけて試着をすることでだんだん、ご自身に似合う服の色、形、素材、デザインがどういうものか感覚的につかめるようになっていくので、衝動買いをしても失敗しにくくなります。ぜひご自身にぴったりのお洋服をすぐに見つけられるよう、試着の時間も楽しんでおこなってみてくださいね。 <文&イラスト/角 佑宇子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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