忘年会当日、教えていないのにお店の前で夫が立っていて
そして、忘年会に参加した真那さん。久しぶりの飲み会を楽しんでいると、浩二さんからLINEが届きました。

「『今店の前だから』と。びっくりして、席を離れて浩二に電話すると、『目の前にある〇〇っていう店にいるんだよね? 忘年会をする駅の名前は聞いてたから、それさえわかれば真那のいる店はわかるよ。愛してるんだから』と言われました……。
GPSでもつけられてるの? と思いましたが、なんにせよ、忘年会どころではなくなり、
店の外に出ると、その日は雪だったのに、傘もささずに浩二が待っていたんです。ゾッとしました」
この一件が大きなきっかけとなり、浩二さんに対する気持ちが冷めきってしまったという真那さん。
「『もっと私のことを信頼してほしい。このままだと離婚するしか選択肢がなくなってしまう』と、私は何度も気持ちを伝えました。でも、浩二は『俺は絶対に離婚はしない』と言うだけで、どんなに話し合っても意味がありません。最近は実家に帰って、真剣に離婚の準備をしています。愛し合っていたはずの人に信頼されていないって、本当につらいことですね」
寂しそうに言う真那さん。真那さんが信頼されていないというよりも、浩二さんは自分に自信がないのかもしれません。その不安を相手を縛ることで解消しようとして、相手の気持ちを冷めさせてしまうとは、なんとも皮肉な話です。
―シリーズ「
結婚の誤算」―
<文/女子SPA!編集部>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】