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横浜流星似のメンヘラ彼氏に「一緒に死のう」と包丁を向けられて…

 昨年ヒットした黒木華さん主演のドラマ『凪のお暇』(TBS系)で、中村倫也さん演じるゴンが女性をダメにする「メンヘラ製造機」というワードが話題になりました。
彼女の手を引っ張るメンヘラ彼氏

写真はイメージです

 SNSのハッシュタグでも「#自称メンヘラ」、互いが過剰に依存する「#共依存」などという言葉もあり、メンヘラとは一体どんなものなんだろう?と感じる人も少なくないと思います。  そこで今回は「『メンヘラ男子』と付き合っていました」という女性に話を聞いてみました。

横浜流星似の年下男子に一目惚れ

 語ってくれたのは都内でOLをしている佐藤真由子さん(仮名・30歳)。真由子さんが5歳年下の「自称メンヘラ男子」と知り合ったのは2年前。出会いは「クラブのようなバー」だったといいます。 「そこの店でバーテンとして働いていた彼にひとめ惚れして私から声を掛けたのがきっかけです。顔は……今でいうなら横浜流星くんみたいな少し影のあるような感じ。最初は私から連絡を積極的にとってたのですが、仕事が忙しくなってきてからはあまり連絡しなくなっていて。しばらくしたら彼の方から連絡がきたので、そこから付き合うようになりました。でも実際に付き合ったら、影どころか闇の部分を見てしまったんですよ……」

「別れよう」と言ったら狂い出した彼氏

 最初は特にメンヘラの傾向はなかったと話す真由子さん。しかし、あることを機にその片鱗を見せはじめたといいます。
日帰り温泉での一枚(左・真由子さん 右・メンヘラ彼氏)

日帰り温泉での一枚(左・真由子さん 右・メンヘラ彼氏)

「些細なことでケンカしたときに、つい面倒臭くなって私が『もうイイよ、別れよ』と言ったんです。まぁ、5歳も歳下だし彼もモテるだろうから、勢いみたいな感じで付き合った女とダラダラ続くのは良くないかなと思って。そしたら突然、彼が『い”や”だぁああああああ~~~~~!!』って大声で泣き始めたんですよ!  しかも私のマンションの外でですよ。もう、ビックリしちゃって慌てて家の中に入れましたね……。結局、その日は泣く彼を『分かった、別れないから落ち着いてね?』となだめて寝かしつけましたが、その日以来、変に懐かれてしまったようでバイト帰りに毎日のように家に来るようになったんですよね……」

「この子には私が必要」と思い始める

 ひょんなことから彼に「依存」されてしまった、と話す真由子さん。そして、真由子さんと彼との奇妙な半同棲生活が始まったといいます。
「この子には私が必要」と思い始める

写真はイメージです

「彼は当時実家暮らしだったんですが、実家は埼玉の奥のほうでバイト先のある赤坂まで片道1時間以上かかるんです。私の家は都内なので便利っちゃ便利なんでしょうけれど……。正直、バイト先でも絶対にモテるはずの彼がなぜ毎日家に来るの?と思いました。でも、『たまには違う家に泊まりなよ』と冗談でも言うと『なんでそんなこと言うの?』『俺のことキライになったの?』としつこく詰め寄られて、さらにまた泣き始めるんですよ……。  最初は『なんだ、この面倒臭い奴は……』と思ったのですが、それが続くと不思議なものでこっちもだんだんと感覚が鈍ってくるんですよね。『この子は私がいなくちゃダメなんだ』と思うようになってきて。彼が帰ってきたらご飯を食べさせて寝かしつけさせて、彼が泣いたらあやして寝かしつけてあげて。彼女というか親心に近いものがありましたね」  そうなると、だんだん彼のおかしな行動に疑問すら感じなくなってきたという真由子さん。あるときは、こんなこともあったそうです。
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