Fashion

昼は暖かくて夜は寒い!今の時期、何を着ればいい? 

メリノウールやシルクの下着で体温調節を

 しかし、これをただ着ただけではまだ寒い夜もあります。ですから、体温調節は下着でするといいでしょう。  保温性があり、汗も吸収するメリノウールや、薄くても暖かいシルクのインナーがこの時期には向いています。  自然素材のシルクは1年じゅう、そしてメリノウールは真夏以外は着られるので、買うときは多少高いかもしれませんが、結果的にはむしろお金はかかりません。
質問13「季節の変わり目(冬から春)」 

モンベル「スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Women’s」
(※画像:モンベルのオンラインショップより)

大判のストールやポンチョ風の羽織もので暖かく

 それでも寒いときはどうしたらいいでしょうか。  そのときは大判のストール、もしくはポンチョ風の羽織ものがいいでしょう。  実際、街で大判ストールやポンチョ風のものを羽織っている人は少ないのですが、これを1枚羽織るだけでかなり暖かいですし、不必要なときは畳(たた)んでおくことができるので、とても便利です。  ストールを選ぶときもシルクウールやコットンシルクを選んでおけば、真夏までは使うことができます。同様に、畳める帽子を1つ付け足すだけでも、かなり暖かくなります。
質問13「季節の変わり目(冬から春)」 

大判ストールを1枚羽織るだけでかなり暖かい
(※画像:WEARより)

1年じゅう着ることができるシルク素材がおすすめ

 最後に、重ね着したときは暖かく、真夏に着れば涼しくいられるシルク素材のアイテムは、枚数を少なくしたい方に特におすすめです。  シルクのキャミソールやランジェリー、またブラウスは1年じゅう着ることができます。  それだけではなく、自分で手洗いして丁寧に扱えば、大変長もちします。手洗いも簡単で、お風呂に入るときに洗面器にお湯とデリケートな素材用の洗剤を入れ、さっと洗い、お風呂場に干しておけば、次の日には乾きます。  カーディガンやジャケットのインナーに少し厚手のシルクサテンのキャミソールを合わせたルックは、コレクションにもよく登場する、おしゃれな組み合わせです。
質問13「季節の変わり目(冬から春)」 

ジャケットのインナーにシルクのキャミソールを合わせて
(※画像:WEARより)

 どうやら日本の皆さんはシルク素材のものはお好きでないようで、必ずセールに出ていますし、メルカリその他の中古市場においても安価な価格で出品されているので、よく探せば自分の予算に合ったものを手に入れることができるでしょう。  うっとりするようなさわり心地のシルクのランジェリーとカシミアのセーターを重ね着すれば、おのずと動作も色っぽくなっているのではないでしょうか。
質問13「季節の変わり目(冬から春)」 

素材にこだわって賢く重ね着しよう
(※画像:WEARより)

 素材にこだわって賢く重ね着し、季節の変わり目をおしゃれに過ごしましょう。 ★あなたも小林直子さんにファッションのお悩みを相談してみませんか?コーディネートのことやワードローブの組み立て方、ファッションに関わるライフスタイルについてなど、ファッションに関することであれば何でも結構です。随時募集しています。 <文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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