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10歳で言葉を話せない息子。でも想いはサインで伝わる<発達障害のリアル>

息子が教えてくれたコミュニケーションの大事さ

 そんなぽんちゃんと毎日接していると、“伝えよう”という気持ちがどれだけ大切なのかということに気づく。 息子が教えてくれたコミュニケーションの大事さ 私たちがよく耳にする“気持ちは言葉にしないと伝わらない”という言葉があるが、それはもちろん、そうだと思う。  でも、言葉を持たないぽんちゃんは、必死に伝えたいことを、ジェスチャーにして、時に両手でママの顔をぐっと抑えて“ちゃんと見て”とサインをしてから、伝えたいことを身振り、手振りで教えてくれる。それは、相手がちゃんと受け止めようという気持ちと、そして本人が伝えたいという気持ちがあるからこそ成立する。  これは、普段の健常者同士のコミュニケーションに一番大事なことなのではと思うのだ。言葉を持っていても、まったく話が通じない人もいる。それは本当にもったいないこと。あらためて、コミュニケーションの大事さを、ぽんちゃんが教えてくれた。  そんなぽんちゃんは今日も、自分の手をペンライトに変えて、音楽を楽しんでいる。 <文/吉田可奈 イラスト/ワタナベチヒロ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【登場人物の紹介】 登場人物の紹介息子・ぽんちゃん(2010年生まれ):天使の微笑みを武器に持つ天然の人たらし。表出性言語障がいのハンデをもろともせず小学校では人気者 娘・みいちゃん(2007年生まれ):しっかり者でおませな中学1年生。イケメンの判断が非常に厳しい。 ママ:80年生まれの松坂世代。フリーライターのシングルマザー。逆境にやたらと強い一家の大黒柱。
吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』Twitter(@knysd1980
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うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる

離婚して2児を抱えながら奮闘するも、長男に発達障害があると発覚(のちに重度の知的障害と診断)。子どもたちを幸せにするため、全力でもがき続けるシングルマザーが描いた実体験エッセイ&マンガ。発達障害について医師の解説、公的支援リスト、付録には子どもとの対話に使える「準備カード」なども


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