Fashion

なめられない「#強い女」ファッションのポイントは?

肩パッドは厚めのもの、シルエットはメンズライクなものを

 モードの世界では、強い女性イメージの定番といえば、厚めの肩パッドを使ったジャケットやコートです。  最近の80年代から90年代にかけて登場したパワースーツのリバイバルに伴って、ジバンシィやバレンシアガでは、分厚い肩パッドのジャケットやコートをたくさん発表しています。  また、メンズのシルエットをそのまま借りてきたようなスーツも今年は多く見られます。それらは、ごく一般的に売られているウィメンズのスーツよりも肩幅、身幅とも大きく、丈も長め。パンツはゆったりしたシルエットのものが多いのが特徴です。  ジャケットやスーツを選ぶときは、肩パッドは厚めのもの、またシルエットはメンズライクなものを選ぶといいでしょう。

黒いレースアップシューズに黒いソックスで重めの足元を

 足もとについては、ジャケットとスカートのスーツの場合、モードではヒールが10センチ以上もあるような、スティレットヒールと言われるパンプスを合わせたルックがほとんどです。  映画やドラマでも強い女性のヒロインたちも、スカートの際はスティレットヒールを合わせているのをよく見ます。
 確かにスティレットヒールには戦闘的なイメージがあり、格好いいですけれども、これで1日じゅう働くのは無理です。  その代替としては、黒いレースアップシューズに黒いソックスというスタイルも提案されていますので、ジャケットとスカートのスーツのときは、このように黒く重めの足元を作るのもいいでしょう。

ポイント部分で女性らしさ全開に

 これでかなり戦闘的になってきました。けれども、だからといって、男性と全く同じでは面白くありません。  多くの映画やドラマでは、衣装が戦闘的になればなるほど、男性には真似できないような、女性らしい部分をどこかしらに作っています。それは例えば、長い髪、長いまつげ、高いヒール靴、真っ赤なリップやネイルやミニスカートなどさまざまです。
 着ているものが強そうであればあるほど、こういったポイントの女性らしさは一層際立ちます。  自分の中で女性らしさのこだわりポイントを見つけて、そこだけは女性らしさ全開にして。単に男性服を着ただけではない、セクシーで本当に強い女性が出来上がるでしょう。
質問16「強い女ファッション」

自分の中で女性らしさのこだわりポイントを見つけよう
(※画像:WEARより)

<文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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