不倫沼にハマッた “都合がいい女”、仕事まで失った残念な結末
「あの時は人生のどん底だった……」長年生きていると、そう振り返ってしまう、魔が差したような時期が、誰しもあるのではないのでしょうか。
そんな経験を語ってくれたのは、派遣社員の本条香織さん(仮名・34歳)。彼女は、妻と別居中だった既婚者との不倫にハマり、そこから抜け出すのが大変だったといいます。
「相手は仕事関係で知り合った男性でした。私が、ウェブ媒体の更新作業を行う企業で働いていた時に、外注のデザイナーとして社内に働きに来ていた人でした」
職場では、ほぼ雑談だけだったそうですが、部署での飲み会をきっかけに連絡先を交換し、2人で飲みに行くようになりました。
「彼はアウトドア系のレインジャケットにチノパン、ビルケンシュトックの白いシューズを履いていました。ルックスが好みだったんです。思わず、『また飲みに行きたい』と言って親しくなりました」
彼が関わっていたプロジェクトが終了し、職場で会う機会がなくなったのをきっかけに、付き合い始めます。
「職場バレの心配がなくなったので、気がラクになりましたね。彼からは『奥さんが出て行って一人』と聞いていたので、いつも彼の部屋で会っていました。冷蔵庫の扉に、点数を集めると皿が貰えるパンのシールとか貼ってあるのが、生活感があって、嫌でしたが」
まさに、現実が見えていない状況の香織さん。奥さんとの別居の理由は気にならなかったのでしょうか。
「価値観が合わなかったと言っていました。子どもがいなかったので、別れるのも時間の問題かなって勝手に期待していました。ただ、彼はいつも、仕事が忙しいという理由で、『今から時間が空いたけど会える?』とか『今日なら時間が作れる』という急な連絡ばかりだったんです」
そんな彼の連絡にできる限り応じ、会いたいあまりに“都合がよすぎる女”になってしまったという香織さん。彼女の生活は、すべて彼中心でした。
「だいたいいつも、私が“安全日”の前後に連絡が来るんです。だから、あらかじめ読みを付けて、彼から連絡がきそうな日は、着替えを用意し、メイクも万全にしていました。それで、彼から連絡が着たら家からダッシュで相手の家に。うちからだいたい1時間はかかる距離なのですが、40分ほどで着いたときがあって『どれだけ速足でダッシュしたんだ』って我ながら驚きましたよ(笑)」
確かに女性の生理周期から妊娠しやすい日や妊娠しにくい日を予想することはできますが、確実に妊娠しない“安全日”なんてものはないと言われています。そもそも、そんな日にばかり連絡がくるなんて、身体目当てなのでは……。
職場に出入りしていた男性と、いつのまにか…
連絡はいつも急。ダッシュで彼の家へ
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