シニア世代から圧倒的な支持を得ているYouTuberのMimiさん（63歳）。 　気軽に始めたYouTubeチャンネル「Mimi’s life」は、総再生回数は1000万回以上の人気コンテンツです。 　2023年9月26日に、2冊目の著書『Mimi’s life MAGAZINE』が発売されたMimiさんに、YouTubeを始めるきっかけ、視聴者が増えていったファッションについてインタビューしました。 ――YouTubeを始めてからまだ2年ぐらいだということですが、始めるきっかけは何だったんですか？ Mimi：ブログからスタートして、そこからFacebook、Instagramとやりましたが、たくさんの人が見てくれる感じはまったくありませんでした。 　最初YouTubeは難しくて自分で発信するのは無理だと思っていましたが、同僚のすすめで『中田敦彦のYouTube大学』とか、本を紹介してくれる『サラタメさん』をよく見るようになり、YouTubeの視聴を楽しむようになりました。そのうちスマホだけでもYouTubeができることを知り、始めてみようかなと思いました。 ――YouTubeをやるために、何から始めましたか？ Mimi：動画の編集アプリを入れて、アプリの使い方をYouTubeで勉強しました。それから、最初の頃は動画を撮る前に絵コンテを描いていました。 　昔、スーパーのポップ描きの仕事をしていたときに、代理店の人が描いたコマーシャルの絵コンテを「へ～」と見たことがあって。だから私も真似ごとみたいな感覚で、絵を描いてコマ割りをして、どんなことを話すかノートに書いていました。 　それから絵コンテ通りに撮っていき、YouTubeを参考に編集をします。身近でYouTubeで発信している人なく、誰も教えてくれる人もいないので、過去の記憶を辿ってやってみたんですね。今はやっていませんが（笑）。 ――YouTuberで絵コンテを描くのはなかなか珍しいですよね。最初から見てくれる人は多かったですか？ Mimi：それが、まったくでした。2021年6月に投稿を始めたのですが、最初の頃の視聴回数は20回とか40回程度です。でもYouTubeの始め方の動画に「最低50本は作りなさい」ってあったんです。だから50本作るまで、一年間は続けていこうと思ってました。 ――YouTubeを始めた当初はどんな動画だったんですか？ Mimi：私にはガーデニングや語学など得意なものが何もなかったので、始めた当初は、Vlog（日記やブログの映像版）的なものをやっていました。私の住んでる高知県のいいところ、美味しいもの、日々の生活なんかをあげていました。 　でも3ヶ月くらいでだんだんネタ切れしてきて、何をやろう？となった時に衣替えの季節だからと、軽い気持ちで持っていた洋服を紹介してみたんです。そうしたら、この動画で一気に見てくれる人が増えたんです。