Gourmet

「はま寿司での1人飲み」がコスパ最高。「自分の居場所がわからなくなる」不思議な感覚に酔いしれる

 団体客が多く利用しているイメージの回転寿司ではあるが、意外と一人飲みに適している穴場スポットである。中でも、「すき家」や「なか卯」を展開するゼンショーグループの回転寿司「はま寿司」は、一皿110円(以下、税込)からで低価格でおいしい寿司を食べられると評判が良い。  そしてSNSでは度々、1人飲みユーザーからもコスパの良さを指摘する声が見られる。そこで実際にはま寿司に足を運び、1人飲みスポットとしてのポテンシャルを確かめることにした。
外観

はま寿司 高田馬場店

※以下、価格は「はま寿司」都市型メニュー(関東)の税込価格。地域・店舗により価格が異なります。 【関連記事】⇒「天丼てんや」のちょい飲みで“やけに気分が高まる”理由。80円の天ぷらに「大人になったな」とたそがれる

1人飲みに優しく、自分の世界に浸れる座席

 今回ははま寿司高田馬場店を訪問。平日の昼過ぎではあるが、客席は6~7割ほど埋まっており、なかなかの盛況ぶり。
カウンター席

自分だけの空間を楽しめる

 入店後にカウンター席とテーブル席を選べたが、1人なのでカウンター席を選択。カウンター席はラーメン屋の「一蘭」のように両サイドにアクリル板の仕切りがある。加えて、タッチパネルで注文する仕様になっているため 、1人で食事を楽しむ席作りがされており、誰かと関わることなく自分の世界に浸れる親切設計。
ビール

圧倒的小ジョッキ

 早速ビールを注文。筆者は安さを追い求めることに固執しているため、中ジョッキ(594円)ではなく割安の小ジョッキ(330円)を選ぶ。小ジョッキの“看板に偽りなし”のサイズのビールが届いた。生ビール(アサヒスーパードライ)なのでこれは仕方ない。また、回転寿司に来ているのだから、「まぐろ三種盛り」(198円)と、回転寿司らしい寿司ということで「豚塩カルビ」(121円)も頼んだ。

回転寿司らしく、良い意味で邪道な寿司も

寿司とビール

最初に注文したメニュー

 回転寿司はたまにしか利用しないため、メニューの乗ったお皿がグルグル回らず、注文したメニューのみが届くシステムにはまだ慣れない。ソワソワしながら待っているとどちらも5分以内には到着。まず「まぐろ三種盛り」のまぐろはさっぱり、とろびんちょうは脂身があり、とろたくはフワフワしながらも刻まれた沢庵のコリコリ食感が気持ち良い。
肉寿司

長さ違いすぎない?

 次に「豚塩カルビ」は“ザ・回転寿司の寿司”と思わせ、良い意味で邪道。肉全体にコッテリとしたタレが付き、一瞬寿司であることを忘れるほどのしょっぱさだ。加えて、それぞれのシャリに乗っている肉の長さが大きく異なるのもジャンクで素敵。お皿が塩だれでベトベトしているのも普通の寿司屋では味わえない“味”であり、なぜか普通に受け入れられた。
卓上

いろいろな醤油を楽しめるのも魅力

 ちなみに、シャリは酸っぱさはなく薄味。だからこそ、卓上に複数置かれている醤油の味をより堪能できる。いろいろな醤油を試しながら、どのメニューにはどの醤油があうのかを考えながら食べるのも楽しい。
次のページ 
ここは回転寿司? 自分の居場所がわからなくなる
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ